野辺山ウルトラに参加して 3/4
現在、うら若きミッシーさまの野辺山ウルトラ完走記を絶賛連載中ですが、昨日は、A吉さんから「天城アタック35」、NORIさんから「東尋坊マラニック」の投稿をいただきました。順次公開していきますので、お楽しみに✋ それでは、ミッシーさまのつづきをお伝えします。今回は、正真正銘のRUNレポです。どうやら、ずいぶん苦しんだようですよ~ん。
第29回星の郷八ケ岳野辺山高原
100kmウルトラマラソンに参加して
<暑いのだ>
開会式の村長挨拶は協賛の三菱重機?提供のクレーン車の上からでした。
カメラで出走を待機するランナーたちが映し出され、なかなか感動的な映像でした。
しかーし。
村長のお言葉は無慈悲でした。
「皆さん。前日までの雨も上がり、快晴の天気予報です。まさに絶好のマラソン日和です!」
・・・晴れてうれしいのは我々もなんだけど、ピーカン晴れは誰も望んでいませんってば、村長さん。瞬間、わかってないよな・・・という雰囲気が会場をさざ波のように広がっていきました。
13時には気温計は27℃を表示していました。14時にはおそらく28℃近かったのではとおもいます。
太陽は真上にあり、自分の影が地面にほとんどなく、暑さに参ってしまいました。途中から、私設エイドも含め、頭、背中、両腕、両足とかぶり水をするも、次のかぶり水ではすっかり乾いている状況でした。
暑い。
そうこぼすと、「ウルトラの父」が言いました。
「ゲーターにも氷をいれろ。」
かがむ姿勢の取れなくなっていた私のゲーターに誰かが氷を入れてくれました。経験の豊富な人って違うなぁ・・・とおもいました。
<師匠がたくさん・・・>
UTMFで165Kだけでなく、去年は171Kも走ってしまった(笑)まっちゃんからは、秘伝のサプリを教えていただきました。もったいないのでここでは開陳いたしません(笑)。しかし・・・まじゅい。Cちゃんは「私はいけるよ。」と言ったけど、自分にも言い聞かせたけど、ムリでした。しかも、サプリ・・・ってお高い。留守家族用の、気張ったレトルトカレーよりも数段、お高い。
どうせ私は凡徒だよ・・・と思いました、汗。
唯一、まっちゃんのまねができたのは、汗拭きタオルをスプリング・ストラップでザックに留めたこと。Cちゃんも、マイカップをスプリング・ストラップとめていたので、やってみました。これらは便利でした。
<ゴール直前の試練>
難関・馬越峠をのろのろと歩いて上り、その後の下りは落ちるように走ったものの、地味に続く登り坂が本当に苦しかったです。時計を見るたび、0.2kしか進んでいない・・・そんな停滞感がありました。87kの関門をクリアしても安心できないことは織り込み済みでした。90k地点で残り105分もある・・・にも関わらず、11分/kしか進まず、焦る一方でした。
1kmを10分30秒の速度なら間に合うのです。
1kmを10分30秒の速度とは、フルでは443分、つまり約7時間20分。とんでもなくゆっくりです。それなのに、それさえまったく、そうならない。眼前の現実は11分/k。走ってるのに。絶望的な気分でした。
・・・食べられず、吐き気すらしてきました。
また、この大会の残酷さは、97K地点で、直線距離でゴールは200mと間近に迫り、ゴールのコールも歓声も聞きながら、残り3kをコの字型に迂回しなくてはならない点にあります。
この3k区間は賑わいから離れる一方で、延々とつづくひとけの全くない畑の中の道を走らされます。手に届くところにあったゴールから、夕闇迫る中、無音の、地の果てに追いやられるような境涯・・・、まさに心が折れる寸前に追いやられました・・・・。
~つづく~
これまで何度かミッシーさまからの投稿掲載してきましたが、ここまでレースの模様を詳細に記されたのは初めてのような。いつもは、前日編や観光編や知り合い編がメインでしたからね(笑) そんだけ、この野辺山はランナーにとってタフなレースだということですね。ということで、いよいよ明日は完結編。ゴールは制限時間に果たして間に合ったのでしょうか?お楽しみに~✋