こんにちは、鬼川こるくです。ご覧いただきありがとうございます。

前回の記事の最後に、次回は原稿が完成したらサイトを更新しますとお伝えしていたのですが、最近また画像生成AI関連の記事を追ってしまって、正直に申し上げてここ二週間ほど原稿の進みがとても悪い状態でした。申し訳ございません…!

もしかしたら更新を待ってくださっている方もいらっしゃるかもと思い、一旦ここで最近の様子をお知らせさせていただきたく、更新いたします。今日もお付き合いいただけましたら幸いです。

まずはじめに、当サイトは「創作日記」として書いておりますので、楽しかったことも失敗したことも飾らずにリアルにお伝えしたいという方針で続けておりますが、実は正直にお伝えしていなかった部分もあります。

それは、画像生成AI関連の問題によって精神的に大きなダメージを受けており、これが生産性を著しく下げていたということです。

というのもここ半年程、つまりイラスト系の画像生成AIが登場して以降、私はコミティアに3回参加させていただいていて、そのうちの2回はもう失態続きでありまして、原稿が間に合わなかった等の理由を全て自分の力不足のせいにして参りました。

もちろんそれは大きな原因の1つではありますが、画像生成AIについて、最近は特に酷いと感じる出来事が次々と目に入っており、無関係ではないと思うようになりました。

傷つくならばいっそのこと情報を追わなければいいのですが、進化が凄まじく、全く知らないままでは対策を講じることもできないためある程度は追わざるを得ず、また、末端とはいえ自分も創作者の一人である以上、事態を見守りたいという気持ちから情報を仕入れておりました。

凄いことに、こんな状況でもペースを崩さず創作できている方々もいらっしゃるので、私もなけなしのプライドからAIのせいで調子が悪くなっているのを認めるのが悔しくて、それならばいっそのこと自分のせいにしておいた方がましだと思っていたのですが、この記事を書いている2023年5月31日の前日に驚く出来事があり

何か今まで耐えていたものがぷつんとはじけまして、もういい加減自分のせいだけにするのはやめよう、この環境下で平時のような創作ができなかったのは仕方ない、とある種の諦めから考えを改めました。

その出来事というのはこちらです。

【🍄とある衆議院議員の失言🍄】

こちらは、自民党の川崎ひでと氏が2023年5月29日にTwitterで投稿されたツイートを、スクリーンショットで撮影した画像です。

私はTwitterのアカウントは現在持っていませんが、なくてもある程度は見ることができ、偶然Twitterで情報を追っていた際にこのツイートの存在を知りました。

私がこのスクリーンショットを撮影したのが5月30日、午後4時38分です。

この時点ではまだいいねやRT数が10くらいだったのですがここから炎上し始めて、5月31日午前9時頃、川崎氏が当該ツイートを削除された段階で、いいね数約90に対し、300近くの引用RTと、60くらい？（この数字はしっかり見ていなかったので曖昧です）のコメント数で、「アーティストの特権とは何ですか？」「しょーもない規制とはどういう意味ですか？」など説明を求める声が殺到しました。

このツイートを見た際私も同じ疑問を抱き、アーティストの特権とは何のことだろう。真の特権階級のお方が何を言っているのだろうと唖然…。それは著作物を所持していることを意味しているのか、それとも絵を描ける技術を指しているのでしょうか。

みんな、途方もないくらいの時間や熱量や悔しさをばねにして、人生かけて練習し続けてきたからこそ習得した正当な権利なのであって、それを公人が、軽々と特権などと言ってのけ

それらを搾取する構造である現状の画像生成ＡＩを喜んで使って販売までし、その旨味を奪われないよう、しょーもない規制で潰されないようにがんばるぞ！と発言するのはもはや何かのギャグでしょうか。高度すぎて全く笑えないのでやめてください…。本当にダメージが大きいです。

このAI問題が始まってから、もうずっと長い間ストレスにさらされていて、先日のG7で規制の足並みをそろえていこうという流れになりようやく少しほっとしたものの、なんだか日本は推進の状態のままで、更にはこんなしょーもないことを言う国会議員まで現れる始末。

衝撃のあまりドラクエで言うとＨＰが残り1の黄色の状態までいきました。なんとか回復して30くらいまでにはなったのでまだ大丈夫です。

【🍄その後も炎上🍄】

その後、川崎氏は5月31日午前9時20分に謝罪のツイートをされていますが、求められていた著作権侵害や現在多発している問題に対する説明はされず、まるで感動系の話ではぐらかしているような内容で、この記事を書いている2023年5月31日23時現在も炎上中です。

現状の画像生成AIの成り立ちを理解されていたら、この謝罪文に登場する父と娘のエピソードは出ないはずですから、的外れだと言われても仕方がないように思います。

最初のツイートは削除されましたが、さすがにこの謝罪文は削除されないだろうと思いますのでTwitterのリンクを張らせていただきます。

※本来このような形で個人を取り上げることはありませんが、この発言をされた方は一般の方ではなく、まがりなりにも国を代表する公的な立場の方であるため事態を重く受けとめ記録として残させていただきます。

どのように炎上しているのか、コメント欄も含めてよろしければご覧ください。Twitterアカウントをお持ちでない方も、引用RTは見られませんがコメント覧は見ることができます。

【2023年7月21日追記】

2023年6月30日以降、Twitterはログインしないと見られなくなったようですね。Twitterアカウントを所持していない私が下記のツイートをクリックしたところ、この投稿については全文読むことができましたが、コメント欄は閲覧できませんでした。

炎上内容につきましては、下のヤフーニュースの方でご覧いただけるかと思います。アカウントをお持ちでない方はそちらで何が起きていたのか把握していただけましたら幸いです。

（と思ったら、ヤフーニュースの記事が削除されているようです。すみません。取り上げられるほど大きな出来事だったということでリンクはそのままにさせていただきます）

✅そしてこの謝罪文を書いた方の本音はこちらです。

Twitterのコメント欄を見ていたらリンクを張ってくださっていた方がいたので当サイトでも共有させていただきます。

相当絵描きをばかにしている内容ですので、精神的に大丈夫な方だけご覧ください。

国内でこの手の侮辱にずっとさらされているのがこの国の絵描きの現状です。公人がこれとは…。色々と言いたいことはありますが、勢いに任せてものすごい言葉を使ってしまいそうなので控えておこうと思います。いかにこの国がクリエイターを軽視しているかがわかる内容です。

✅そして、ヤフーニュースでも取り上げられました。
記事を貼っておきますね。こちらもよろしければご覧ください。

【🍄今後🍄】

今回の記事で取り上げさせていただいたこれらの出来事によって、自分にとってはとても苦しい半年間となりましたが、その一方で、それでも創作することが大好きであること、これからも人間らしさを大切にして、漫画やイラストを伸び伸び描いていきたいと改めて覚悟を決めることができたことで、この半年間も無駄ではなかったと捉えようと思います。

正直これからも国の政策がどのようになるのか安心できる状態ではありませんが、もうこれ以上振り回されるのはばからしいなと開き直ることができました。意見書を送るなど今後も自分でできることはやりつつ、もうどうにでもなれという精神で今後は楽しくやっていきたいです。

もし今後、国内で作品を発表するのがさすがに危険すぎるところまでいきましたら、その時はまた考えます。

まずは少し残っている新刊の原稿を完成させて電子版の準備や印刷屋さんへ入稿し、ピクシブさんからクロスフォリオさんへの引っ越しが現実的になってきたため引っ越しの準備、そして、イベントの申し込み等、これから立て直してやって参ります。

また、大変お恥ずかしい話ですが実は、ラブコメ４コマ漫画『閻魔庁へようこそ』の電子版入稿がぐだぐだになっておりまして、半年前に紙版で完成していた原稿を電子版で準備できていなかったとは我ながらどれだけ思考が回らなくなっていたんだろう…と呆れますが、それも含め立て直して参ります。もし楽しみにしてくださっていた方がいらっしゃいましたら大変申し訳ございません。これは早急に手続きをいたします。

クロスフォリオさんでは、ネコのチョコ丸も復活させたいなと考えています。半年間思うように活動できなかった分、これから思いっきり描いていきたいです。これまで見守ってくださった方々、本当にありがとうございます。そして皆様、これからも何卒よろしくお願い申し上げます。

今日は以上になります。最後までお付き合いくださりありがとうございました！！

これからもあなた様が笑顔で過ごせますよう祈っております。それではまた…！