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さいたま自死遺族の集い*星のしずく

解き放ちの時

2023.05.31 16:38

自分の中では、もうある程度済んだと思っていた遺品整理。


七回忌の(ある意味)節目、7年めを生きながら、ふとまわりに目をやると、まだまだ他界した娘 有ちゃんのものが幅を利かせて、置いてけぼりのような状態になっているのが目につきました。



ベッドや勉強机は数年前に解き放ち、有ちゃんの部屋は普段寝室にしています。


学校の教科書、制服、部活ジャージ、バドミントン部のラケット等も解き放ちました。


幼い頃の洋服も解き放ちました。


他界した14歳で身に着けていたモノ、使えそうなものは私がとことん使ってから解き放ち。

(10着ほどの洋服が保管してあるのみ)


一番のお気に入りワンピと部屋着は、棺に入れて持たせました。




7年めになり、やっと解き放てたものもあります。


中学校の3階渡り廊下に、きちんと揃えて脱いでいった中履き(上履き)です。

(きちんと揃えてあったということは、性格的なものなのか、その時の状況、心境にもよるのか)



6年以上前に脱いで飛び立った彼女の気持ちに、少しでも私が寄り添えたのかどうなのか、クローゼット内に置いておくのは、もう違うなと思い始めたのでした。

(それでもなんだか愛おしくて写メには残してます)



このモノの、解き放ちの時が来たのでしょう。



彼女の(冬)ブーツと(夏)サンダルはまだ玄関に並べて置いていますが、今年のお盆には解き放とうと思っています。


事後からずっと思い続けてきて、なんとなくこの頃はもう、つかず離れず自由に、私と共に過ごしていると感じる時間が多くなり、かえって生前の器が履いていた靴が置いてあることに、違和感を覚え始めたのです。




しかしですよ………、



この、なんちゃってプリンセスドレス、どうしましょう!?

((;´Д`))



本人が一番得意げに気取って着ていたのは、黄色の「美女と野獣」の舞踏会場面のドレスですが、御覧の通り裾がほつれてぼろぼろです。


綺麗に保管しておくことも可能だったとは思いますが、そうしなかったのは、以前もブログに書いたように『滅びの美学』を実践してみようかと考えたからですね。


部屋に吊るして飾り、自然に朽ちていくのをとことん待つという姿勢(汗)。


そうして、ラブストーリーは突然に…ではなく、思いもよらないアクシデントがあったわけね。


 ↓

📷ほつれるのを面白がる、盆♀にゃん。



少し下のほうに飾っていた隙にやられていました。


おニャの子だから、やはりプリンセスドレスがお好きなのかな。


………………

まだこのドレスたちは解き放ちの時ではないのだろうかと考えていると、好いタイミングでフォローしていたタレントの秋野暢子さんの記事が上がってきたのです👀


『リース作りです』


ふりふりレースやリボンを、リースの骨組みに縫い付けて、可愛らしい壁かけに変身させていました☆彡


ドレスを切り刻んでというイメージより、魔法使いのように変身させると想像(創造)すれば、Dランドのプリンセスドレスにはお誂え向きですね(^^)。



ただし裁縫ものは、あまり得意じゃない私に作れるかな~


なにか他にも、素敵に変身させて解き放てるモノはないでしょうか。


有ちゃんにも相談しながら、解き放ちの儀式を考え中ですよ。


星のしずく*管理人




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