変わるものと変わらないものの見極め
2018年、兵庫県の集中豪雨災害、大阪府北部地震、記録的な猛暑の中、迎えた大阪開催の全国大会。あの時は台風が直撃し、日本列島を逆走したうえ、九州を2回転したので錬心舘関係者以外でも覚えている方は多いことと思います。
あの時、全国大会を開催か中止か連絡手段に使ったのがこのブログ(QRコード)です。
今は情報化社会時代。
時代は進化(社会の活力)します。
この中で変わるものは、錬心舘の歴史の中で、その時代に生きた宗家のもと、その時代の道を同じくする仲間達と共に時代にあった錬心舘として進化を続けることです。
そして変わらないものは、錬心舘の技法や教えは保家のものであることと、無形文化財の継承者は保勇開祖の直系親族である二代目保巌宗家が後任に指名した三代目保勇三宗家でこれからも宗家から次の宗家に受け継がれて行くものであるという事実です。
変わるものと変わらないものの見極めで大切なことは時代の変化に適応させる目や耳を持つこと、その為には正しい情報収集やコミュニケーション等を元にした意識改革が大切な役割を担っています。
長い年月をかけて自分自身の内側の培った基準とはプライドや環境、健康状態により、少しずつ綻びが生じ、いつの間にか他人の話が耳に入らない自己中心的で結論を急ぐ短絡的な思考と言動に変わっていくものです。組織の長として判断をあやまらないよう、この基準のブラッシュアップに、私自身も引き続き努めて参りたいと思います。
宗家名で発行された免状記載の段位や称号です。現在連盟側に渡す為の会員名簿の仕分けが行われており、完了しますと錬心舘側の会員名簿に無い方の記録は無くなります。その為、完了後に錬心舘側に戻られても、新規入会からのスタートになるかと思われますので、特に転勤等で一時的に連盟側に籍を置かれている方はご留意ください。
過去、錬心舘を脱退したところとの違いは、脱退組織は長のみ記録抹消でしたが、今回は錬心舘側に残ることを表明していない支部長プラス門下生全員の段位や称号の記録も支部長に紐付いて抹消される点かと思います。
【追記(2023.6.7)】
5月8日の一般社団法人全日本少林寺流空手道連盟と道統少林寺流空手道錬心舘総本山との話し合いの折、連盟側支部への宗家名免状発行・備品購入申請は錬心舘側は5月31日到着分迄で受付を終了することで合意しておりますので6月1日以降の申請は連盟側事務局からの案内に従った対応を実施ください。
また、これまでご利用の本山メールアドレスに申請書類を送られますと錬心舘側事務局に届きますので、連盟側の免状発行申請や備品購入申請については、連盟側事務局の案内に従った対応を実施ください。
※ちなみに6月1日以降、本山への郵送物が全く届かなくなっているようです(原因調査中)ので、宗家名の免状発行申請や物品購入申請、大会講習会申請、現金書留、お中元、暑中お見舞いハガキ等を錬心舘側に送られる際には「一般社団法人全日本少林寺流空手道連盟」名を記載せず、錬心舘総本山宗家保勇三様、もしくは道統少林寺流空手道錬心舘事務局山﨑様などどちら宛に送ったものか分かるよう明記されることを強くおすすめします。
※なお、現在公開されているURL= http://www.renshinkan-top.jp/のホームページは道統少林寺流空手道錬心舘並びに錬心舘総本山とは無関係となりましたので、掲載内容に関する錬心舘側へのお問い合わせはご遠慮されますようおすすめします。
宗家は宗家を宗家と慕う人達、本山(聖地)の継続的な維持管理(源点)を理解している人達と共に、時代の需要に即した笑顔と学びと喜びが中心の環境づくりの方針を宣言し、連盟とは別の道を歩み出されたところで、これからも想定外のことは起こるかもしれませんが、その都度建設的な方向に向かうことを願われています。
「主は怒りを以て師を興すべからず
(A monarch must not move an army out of temporary anger.)」
【追記(2023.6.9)】
6月1日以降、本山への郵便物が全く届かなくなっている件、結論としては本山への郵便物が全て局留めになっていたみたいで錬心舘側の郵便物を持ち帰られたそうです。とりあえず郵便物の件は解決です。連盟側(一般社団法人全日本少林寺流空手道連盟改め一般社団法人全日本少林寺流空手道錬心舘)は本山に届く郵便物には錬心舘側や宗家個人宛の郵便も含まれていることを念頭に置いて手続き頂けたら良かったのになと思います。また手続きをされた方は錬心舘側の郵便物を届けて頂くか、錬心舘側に局留めにした旨、ご一報頂けたら良かったのになと思いました。
なお宗家はこの時期に限らずいたずらに犯人を探し避難するような組織であってはならないとのお考えなので本件はここまでとし、皆さんも前向きで発展的な対応を心掛けて頂けたらと思います。
【追記(2023.6.12)】
錬心舘側、連盟側の会員名簿の仕分けと連盟側への名簿の引き渡しが完了したことをお知らせします(連盟側会員最終番号通知済:但し連盟側内部の統制がはかれておらず個別問合せに錬心舘側アナログ対応中)。
連盟側が本山からの退去時に、引き揚げて行かれた会員証カード発行機に関して、会員証表面には宗家名が、裏面には本山住所・電話が印字されており、そのままでは使用出来ないため、福元師範がメーカーに連絡のうえ調整される予定となっています(同席した会議の際にもその旨福元師範が言い切った発言を確認済み)。とは言いつつ、念のため連盟側パート事務員さんにメーカーへの連絡先を通知し、メーカー側には後日、表面裏面の内容の一新の連絡が連盟側から入る旨、錬心舘側で調整済みみたいです。ただ…近代精密機器への理解度の問題で、まだまだ一新に向けたサポートが必要かも…と言う状況です(PCに強い、せめて50代以下の若手を同行された方が良いかなと思います)。
昨日、鹿児島県連の今年3回目の会議が開かれており、そこで本件に関しても、早期解決に向けて正しく伝わり、前向きで発展性のある会議になったら良いな〜と願います。
今後は、広島全国大会が終了次第、武学舎に飾られている連盟側師範名の名札が撤去となるかと思います。
去るもの追わず来るもの拒まず。宗家を宗家と慕い、錬心舘本山を聖地として維持管理の大切さを理解しておられる錬心舘スピリットをお持ちの方、これからも胸を張って錬心舘として活動を全うされたい方は、本山にご一報入れられては如何かと思います。
【追記(2023.6.15)】
先週、連盟の下柿元さんが日置市に申請された妙法寺大会(会議)について、申請内容を不審に思われた市側から錬心舘総本山に確認の電話がありました。
意外にも宗家は連盟(別団体)の活動の邪魔はしない(日置市に連盟の道場は無いのにねー程度)旨の姿勢を示されたようですが…
そして昨日、重村さん、泊さん、福元さんの3名が日置市長に面会に行かれ、開催の方向で話はまとまったとの連絡が市から錬心舘総本山に届いたそうです。宗家は「大人の事情が練習に励んで来た子供達の目標の妨げに影響するようでは本末転倒」とのお考えのようです。念のためお知らせを兼ね掲載します。
ちなみに郵便物のその後については、連盟側は福元さんがほぼ毎日、伊集院郵便局に到着の確認に行かれているそうです。それと連盟側採用の事務員さん1名については縁が無かったようで、福元さんには次の事務員さんが見つかるまでには、連盟の実務(インボイスや国税査察準備含)も頑張って頂きつつ、錬心舘の名に頼らずとも一般社団法人として成り立つ運営並びに体制を整え軌道に乗せて頂けたらと願います。