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東京五輪・パラの正式種目『3x3』、止まらない十分間で緊張と迫力ある女子の試合

2018.06.25 03:05

【スポーツ報道】 平成三十年六月十七日に東京・立川にて、TACHIKAWA DICE組織委は『3x3.EXEPREMIER Women Exhibition Match & TACHIKAWA U12 3x3 DICE CUP』を開催した。3×3は東京五輪・パラから正式種目となった。


そして本年、世界初の女子カテゴリが誕生。国際バスケットボール連盟(FIBA)承認・日本バスケットボール協会(JBA)公認の「3x3.EXE PREMIER(3E)女子リーグ」が七月から開始する。七月リーグに先立ち、イベントでは四組の女子バスケチームが参加し、それぞれエキシビジョン マッチを行った。次世代を担うU12の子ども達によるDICE CUPも併せて行われた。


三人制バスケットボールのプロリーグ「3E」は新たに二十チームが新規参入し、六カンファレンス、三十六チームで本シーズンが開催される。四年前のリーグ創設時には一カンファレンス、七チームから始まった。年々参加チームが増加してリーグを拡大。本シーズンは昨シーズンの十八チームから参加チームが倍増。総勢三十六チームが熱い戦いを繰り広げる。


 「3E」の大会方式は三十六チームが六つのカンファレンスに分かれ、それぞれ一日ずつ大会を開催。カンファレンス毎に各ラウンドの順位に応じて付与されるポイントでカンファレンス内の順位を競い合う。レギュラ ラウンド(一回のCrossConferenceCup(集結戦)を含む全八ラウンド)終了後、カンファレンス毎の最終順位が確定しPLAYOFF/FINALにはPLAYOFF DAY1の勝者であるWIND CARDのチーム及びラウンド上位チームが出場。カンファレンス毎の順位争いもさながら、総合優勝が決まるPLAYOFFまで戦い続ける。


イベントでは主催のTACHIKAWA DICE(立川)・TOKYO DIME(渋谷)・SHONAN SUNS(湘南)・SHIBUYA SANKAK(渋谷)の四チームが激闘を繰り広げた。スリーポイントライン(得点は二点でカウント)からのゴールはもちろん、ゴール下での競り合いに迫力を感じた。特に、各チームの得点で印象的だったのは、スピーディーなレイアップやドライブ。低い位置からの攻めは見ている観客を惹き付けただろう。


五人制とは異なり、一セット十分。コートが狭い分、攻守交代スピードが比にならない程に早い。十分間ほぼノンストップ全力で試合をし続けている為、選手の表情は常在戦場。観戦している側まで緊張感が伝わってきた。最終的に、今回のエキシビジョン マッチを制したのはTOKYO DIME(渋谷)。勝敗が拮抗した為、全試合総得点数で順位が決定した。徐々にバスケに注目が集まってきている昨今、七月の女子リーグ開始から五輪での盛り上がりを期待されたい。


撮影記事:岡本早百合