雨の終わる場所
Maribrengaëlです。
今年はすでに私の住む東海地方は梅雨に突入したのですが、最近では、しとしと雨が降り続く風情のある梅雨はやってきてません。これを書いている今日も、激しく降る雨の音の向こう側でけたたましく警報音が鳴り響いています。スマホの警報音は何度聞いても慣れません。そして、その頻度も毎年高くなってきています。
今日は予定をすべてリスケして、できるだけリスクのないように過ごすことにしました。こういうことができるのはもちろん天気予報があるからですが、人生もまた同じように感じます。例えば、毎年発売している宇宙詠みチャート は、宇宙の天気予報のようなものなので、星の動きからあらかじめどんな世の中の流れ、雰囲気になるかを知り、自分自身の身の振り方、過ごし方を決めることができます。つまり、例えると、「大雨の日にわざわざピクニックに出かけるようなこと」が起こりにくくなります。大変そうな宇宙模様であれば、新しいことを始めずに粛々と今出来ることをする=大雨の日は家で過ごす、前向きな宇宙模様であれば迷わず行動する=晴れの日に出かける、と同じことです。天気に合わない行動をすれば、大変な目にあうのは人生も同じです。
日本では、6月~7月にかけて梅雨シーズンになります。つい雨ばかりで…と鬱々としてしまいますが、ずっと続くことはありません。必ず明けます。それに私のこの時期の楽しみのひとつとして、梅雨の晴れ間にだけ見ることができる空の色があります。この空の色は6月のいろのひとつで、天色(あまいろ)と呼ぶそうですが、雨上がりの水分を含んだ透明感のある青のことです。年間通して空をよく観察していますが、本当に6月にしか見られない貴重な色なので、ぜひ、梅雨の晴れ間に見つけてみてください。途切れていく雲とのコントラストがとても美しいです。今回の写真は、何年か前に私が撮影した天色の空の写真を載せておきます。
実際に降る雨のように、私たちの人生にも悲しい雨の降る日もあれば、雨が終わり幸福の太陽に祝福される日もあります。どちらに偏ることなく、それは必ず平等にあるので、あとは私たちがそんな時々をそれぞれどう過ごすか、ということだと感じます。実際の天気も、人生の天気も移り変わっていきます。今回満月が起こる射手座は楽観的な性質ですが、ずっと雨が降り続けるのだろうと思ってしまう悲壮感を手放すときでもあります。
Les Chronovoyageurs...
※日本時間 6/4 12:43 射手座満月となります。