マメ対策 準備編
2018/6/26
先人の方々のブログでは、足にできたマメ(肉刺)で苦しむケースが数多く語られている。
実際、今回の巡礼期間中にも足を治療している人を何人も見かけた。
マメの発生原因として考えられるのは
1)靴のサイズが合っていない
2)履いた靴下のシワを伸ばしていない
3)靴を履いた時の蒸れ
4)靴紐(シューレース)の締め過ぎ
5)荷物の重量が重く、足裏に圧力がかかる
このうち準備時に考えられる予防対策は
1)靴のサイズが合っていない
しっかりと足のサイズ(長さ・幅)が計測できる店で、夕方の足がむくんでいる時間帯に計ってもらう。
実際、私も左右で5mm長さが違っていた。
次に、 使用を予定している靴下を履いて、つま先を靴の先端につけた時に、踵側のところで指が1本入るサイズが選ぶ。
靴を履く時に、踵をトントンとして、足を踵側を寄せてから、靴紐を結ぶ。
こうやって履いた時に、親足や小指が中で自由に動くか確認。
少し店内を歩いてから違和感がないか確認し、購入した。
2)履いた靴下のシワを伸ばしていない
サイズが合った靴下を準備する。
もちろん締め付けが緩くなった古い靴下は使用しない。
3)靴を履いた時の蒸れ
靴と靴下の両面から対策が必要となる。
先ず靴は、価格は高いが透水性の高いゴアテックスの製品を選んだ。
靴に雨よけカバーを自作カバーを着けて、歩いて跳ね上げた雨粒が靴の紐の部分に当たらないようにする。
シューズカバー(防水ブーツ)などという商品があるが、材質が透水性でないと、靴の中のムレの水蒸気が抜けないと、返って水蒸気が逃げ場を失って、靴の中がビショビショになる。
自作カバーは、透水性の高いタイベックス製だ。
ただし、この方法は雨が弱かったので、実戦では試してないので、実際の効果はわからない。
靴下は、1枚目は5本指の靴下、2枚目は滑り止めのある靴下と、靴下を2枚重ねて履く。
綿は湿って向かないので、材質も注意して選択した。
結局、2足とも左右が分かる製品を購入し、最初の1セット目で履き慣らす。
休憩無しで10km程歩いてみて、足や靴下、靴の中の湿り具合を調べ、問題ないことを確認して、残りの2セットを購入した。
靴下は普通2セットの人が多いが、今回の巡礼期間中は、事前の天気予報では雨の日が多そうだったので、洗濯・乾燥を考えて、あえて3セットにした。
先人たちが、マメ予防に用意しているのがワセリンだ。
ワセリンを使うと、皮膚と靴下との摩擦が少なくなりマメができにくい。
現地の薬局でも入手しやすく、しかも安価だ。
ただ、ワセリンは水に弱く、長時間の徒歩には向かないらしい。
いろいろ調べると、次の4つの商品はマメ予防に効果があるとの事。
・ディクトンスポーツ:調べた限りでは、もう発売されていない
・ボルダースポーツ: ディクトンスポーツの後継商品で、成分は同じ
・Protect S1:効果持続時間は3〜4時間
・Protect J1 :Protect S1の効果時間を延長した製品
今回の巡礼では、たまたまスポーツ品店で見つけて購入した「ボルダースポーツ」を使用した。
4)靴紐(シューレース)の締め過ぎ
締め付けると血行が悪くなり、擦れてマメが出来るとの事。
これを防ぐため、予め練習して締め付け度合いを事前学習した。
また、歩いている途中で靴紐が緩まない様に、紐の締め方が図解したサイトを参考にして練習した。
5)荷物の重量が重く、足裏に圧力がかかる
まずは荷物を極力減らした。
出発3ヶ月前から、予定した装備を実際に背負って練習していたが、どうも重く足がはかどらない。
出発2週間前に、思い切って使用頻度が低い物と現地で調達できそうな物は断捨離。
重量の重いものは、軽い製品を購入して交換。
併せて、靴を購入していたときに入っていた中敷は、衝撃を吸収する「ソルボライト」にチェンジ。
また、ストックを使って、荷重を分散させる方策をとった。
発症時対策は、治療用に糸と針、アルコール綿、それにライターを準備した。
治療後対策として、マメ専用のバンドエイド キズパワーパッドも準備した。
「スイペン巡礼」に行きたくなったら ポチっとお願いします。 更新の励みになります。