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フェスボルタ文藝部

フェスボルタ文藝部ってなに?7/15フェスボルタシーで何か出すみたいだよ。(ベズ柴崎)

2018.06.23 16:22

素人による手作りのフェス、フェスボルタから派生して誕生した「フェスボルタ文藝部」というサークルがあります。


発足から数ヵ月、いまでは全国に約五人もの読者を持つ強力コンテンツに成長し、文藝部制作によるZINEあるいは冊子を出そうという話が以前から出ていたが、なんとなくうやむやのまま話は流れ続け、7月15日に渋谷で開催される「フェスボルタシー」でついに発刊か?というところまで、なんとか話し合いが続いていた。


部長のみやまるボルタさんを中心に、文藝部内で創設された月間部長賞の初代受賞者・岡田靖幸ちゃんと、そこへ柴崎も招待されたLINEグループ上で文藝誌発刊へ向けての会議が、日夜続いた。


だが、会話を始めて早々に、部長と我々部員との間にけっこうな温度差があったことに気付く。


ひらたく言えば、部長は部外者のことは意識せず、部員・部内で盛り上がっていければ、外には伝わらなくてもいいというようなスタンスであり、僕らはそうではなかった。


やるからには1%でも、文藝に興味のない人や、外の人へも届けられるようなことを草の根レベルからでもしていきたい。


また、部の名称として、まがりなりにもフェスボルタと冠している以上は、所属している部員だけではなく、フェスボルタ自体を少しでも盛り上げたり、普段はライブとSNS上でしか見られない数々の出演者や表現者たちの実像・心情を、活字という表現を通じて、音楽パフォーマンスとは別の視点から理解し、楽しんでもらうためのツールとして、文藝部が成長してほしいと考えていた。


(批判ではなく、部員内部に閉ざすのであればフェスボルタ~とは名付けずに、なかよし交換日記とでもしておいてほしかった。)


初代月間部長賞の受賞者・岡田ちゃんと僕の初めての出会いは、2016年のフェスボルタアフリカというイベントだった。


今ではフェスボルタ回りで何かとお世話になっているアフリカ料理屋のイェネガがライブステージとして組み込まれたイベントだった。


その日が岡田靖幸のデビューライブだったと思う。

岡田ちゃんの歌に合わせて「だいっすきっ!」と応えるイェネガに満員になったお客さんたちの笑顔と歓声が忘れられない。


岡田ちゃんにはその後、婚活イベントやメンズイベントなどに出演していただき、双方すねに傷を作る結果となったのも今では良い思い出だ。(うそ)


そんな岡田ちゃんと、ある日バーで飲んだときになんとなく本の話になり、小説に対する熱い思いを語ってくれた。


文学の話をする岡田ちゃんは、気付けば靖幸度数ゼロの、岡田靖幸個人の表情に変わっていた。


別れ際に「いつか一緒に同人誌でもやりましょうよ」と冗談混じりに話し、その日は別れた。


それからしばらくして、フェスボルタ文藝部が発足し、そこに参加していた岡田ちゃんと合流した。


しかしその後、ブログが作られただけで特に動きはなく、ただただ果報は寝て待てスタイルのままの文藝部の在り方に業を煮やし、部長へ「月間賞を作りましょう」と提案し、この春に部長賞が新設され、岡田ちゃんが受賞をした。


順当な結果だったと思う。


そして、夏には文藝誌を、というところまで来たのだが、あと一歩のところまで来て部長がついに匙を投げてしまった。


詳細は省くが、彼は文芸、映画、演劇、音楽、ゲーム、野球、ラジオなど様々なジャンルの表現・媒体に日々感銘を受け、支えられ生活を送っていることが伝わってくるが、今回の件については、彼の中にある表現や表現者に対しての敬意、信仰心の、敗北だと思っている。


彼からは色んな言い訳を聞かされてきたが、要するに、まだ自分にとって本当に大事にしたいもの、自分以上に大切にしたいと思えるような何かに、まだ出会えていない・もしくは向き合えていないのだと思った。


彼の中にある大切なものをこの先も育み、時に罵倒し、傷付け合ったりしながら、思いもよらぬ形で発露されてくれることを願う。


ただ、いまの現状として、個人の閉ざされた思考・志向・嗜好性のために、意欲のある者、可能性のある者が歩みを止めなければならない状況に陥ってしまっているのを、黙って見過ごすわけにはいかない。


酷い出来になってしまうと思うが、フェスボルタ文藝誌(冊子。タイトル未定。)は7/15に無理やり間に合わせて、発刊する予定。


とりあえず、長田さんに連絡をしたら秒速で「書きますよ!」と即答してくれたので、長田さんのギークでマッドサイエンティズムに満ちた脳内宇宙を堪能したい方は必読。


あと、某アイドルさんやシンガーさんがとりあえず即答でokしてくださいました。超絶感謝。


これが7月15日の当日までに、果たしていったい何人に寄稿をしてもらえているのか。


フェスボルタシーにお越しくださる皆さまは当日まで、そちらの方もささやかなお楽しみにしてお過ごしください。


なるべくたくさんの方に書いてほしいところなのですが、単純に手が回っていない状況です。


もしフェスボルタ文藝誌に、文章を「書きたい!」「書いてあげてもいいんだからねっ?」という方がいましたら、ベズ柴崎のツイッターアカウント(@sbsk_weekend)までDMか、もしくは weekend8090@gmail.com までメールを下さい。


誰でも寄稿可能です。


締め切りは6/30(土)いっぱいまで。


応募者さまへ追って詳細を送らせていただきます。




最高の夏にしような。




平成最後らしいし。











完。