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野球パナマ代表 選手名鑑

2024.06.16 11:18

|剛腕リリーフ陣にどう繋ぐかが鍵

次回WBCの本戦シード権を確保し、ようやくWBC予選”沼”を脱したパナマ代表。パナマ代表の戦力を支えるのはMLB球団傘下のメジャー/マイナーリーガーは勿論のこと、アメリカ以外のプロチームに所属する選手たちの存在が大きい。特に投手陣は日本プロ野球や韓国KBOの球団が主力を構成し、メキシカンリーグの選手が脇を固める布陣だ。中でもリリーフ陣はJ・ローレンス、A・バルドナード、J・ゲラら150km/hを超える剛腕揃い。一方で野手はE・ソーサやJ・カバレーロなどメジャーリーガーを多く揃えるが、強豪国と比べるとパワーヒッタータイプが不足している印象。何とか序盤にリードを奪い、強力リリーフ陣で逃げ切る野球を展開したい所だ。

ハイメ・バリア(SP/ハンファ・イーグルス(KBO))Baseball-Reference   Fangraphs   Baseball-Savant

'23年WBCパナマ代表。メジャー6年で62先発を務めたベテラン右腕。'23WBCではオランダ戦に先発し2回2/3を投げ、X・ボガーツに1発を浴びた時点で降板。変化球を得意としスライダーが武器。




ウンベルト・メヒア(SP/中日ドラゴンズ)Baseball-Reference   Fangraphs   Baseball-Savant

'23年WBC、'16年WBC予選パナマ代表。'23WBCでは台湾戦のオープニングゲームに先発。イタリア戦にも2番手で登板し計4回無失点に活躍。2023年シーズンから中日に移籍。空振り率などリーグ平均を下回っており球場や味方の守備に助けられている感も。フライボーラー。




ダニエル・エスピーノ(SP/クリーブランド・ガーディアンズ(2A))Baseball-Reference   Fangraphs

2019年にクリーブランドから1巡目指名を受けたトッププロスペクト。現在は怪我による手術からの復帰に向けIL入りしているが、2022年の2Aでの奪三振率K/9は脅威の17.2。最高101マイルの速球と2種類のスライダーで三振の山を築く。将来のパナマ代表のエース候補。




アリエル・フラード(SP/キウム・ヒーローズ(KBO))Baseball-Reference   Fangraphs   Baseball-Savant

'16、'22年WBC予選パナマ代表。メジャーでは3シーズンプレイ。2023年には韓国KBOキウムに入団。30先発で11勝8敗 防御率 2.65と好成績をマーク。低めに集めるコントロールが売りだが、メジャー時代と比べチェンジアップ、カーブの割合を増やしたことが奏功したか。




ランドール・デルガド(SP/レオネス・デ・ユカタン(MEX))Baseball-Reference   Fangraphs   Baseball-Savant

'23年WBCパナマ代表。メジャー歴8年30勝のベテラン右腕。'23WBCでは台湾戦とキューバ戦に登板。3回1/3を4失点と苦戦。20223年途中に台湾CPBL統一と契約。5勝2敗 防御率2.91と健在っぷりを見せた。チェンジアップ、4シーム、シンカーなど4球種を投げ分ける。




ハビー・ゲラ(RP/阪神タイガース)Baseball-Reference   Fangraphs   Baseball-Savant

'23年WBC、'16年WBC予選パナマ代表。2016年の予選時は内野手登録だった。'23WBCではキューバ戦,イタリア戦に登板し1回2/3を無失点と好投。2024年シーズンから阪神に入団。平均155km/hの4シームとカッターが武器。空振り率やChase%はリーグ平均を超えている。




アルベルト・バルドナード(RP/読売ジャイアンツ)Baseball-Reference   Fangraphs   Baseball-Savant

'23年WBC、'16年WBC予選、’14年中米カリブ競技大会パナマ代表。’23WBCではオランダ戦,イタリア戦に登板し3回を投げ暴投での1失点。2023年から読売でプレイ。150km/h超えの4シームとスライダーでリーグ平均を上回る高い空振り率、Chase%をマークする。




ジャスティン・ローレンス(RP/コロラド・ロッキーズ)Baseball-Reference   Fangraphs   Baseball-Savant

'23年WBCパナマ代表。愛称は”ライオンオブパナマ”。'23WBCではクローザーとして台湾戦,キューバ戦に登板し2回無失点。球種はサイドアームから投じられるスウィーパーとシンカーの2球種。マイルズハイの球場の影響もあるが、クローザーとしては与四球の多さが課題。




アンディ・オテロ(SP/コンスピラドレス・デ・ケレタロ(MEX))Baseball-Reference   Fangraphs

'23年WBC、'16年WBC予選、'17年ボリバリアンゲームス パナマ代表。2016年にマイナーをリリースされた後、各国WLなどを点々とし2021年にマイナーに返り咲き最高3A級までに到達。2022年にはCPBL中信でプレイ。’23WBCではキューバ戦の先発を任され3回を2失点。




ジェイムス・ゴンザレス(SP/オークランド・アスレチックス(2A))Baseball-Reference   Fangraphs

'23年WBCパナマ代表。'23WBCではオランダ戦に登板したがアウトを獲れず3安打を浴び降板。2023年シーズンは1A+で好投し、2024年には2A級に昇格したが2Aの壁に苦戦気味な状況。与四球の多さが課題。




セベリーノ・ゴンザレス(RP/チャロス・デ・ハリスコ(MEX))Baseball-Reference   Fangraphs   Baseball-Savant

'23年WBC、'23年パンアメリカン大会パナマ代表。メジャーでは2シーズンプレイ経験あり。'23WBCでは台湾戦,オランダ戦に登板し2回1/3を1失点。パンアメリカンでも4試合出場し5回1/3を3自責点と、どちらも防御率は3点台後半と振るわず。




ウィルフレド・ペレイラ(RP/セントルイス・カーディナルス(2A))Baseball-Reference   Fangraphs

'23年WBCパナマ代表。'23WBCでは台湾戦,キューバ戦に登板。計2回で7被安打と苦戦。カリビアンシリーズのパナマ代表としての出場経験が豊富だが、ドミニカ共和国やベネズエラなどでも登板経験あり。過去U15W杯に出場したときは投手と内野手の二刀流で出場。




アドビエル・メンドーサ(RP/トロント・ブルージェイズ(2A))Baseball-Reference   Fangraphs

トロント傘下。身長は小柄で、奪三振,与四球も高い訳ではないが、ゴロ率が高くマイナーでの防御率は安定している投手。先発の経験も豊富で、ロングリリーフ的な起用に使い勝手が良い。




アルベルト・ゲレーロ(RP/ブラボース・デ・レオン(MEX))Baseball-Reference   Fangraphs

'23年WBCパナマ代表。'23WBCではオランダ戦では先発が降板後、3回1/3を1失点のロングリリーフ。2024年からはリリーフに再転向。マイナーでのK/BBはそこまでよくはない。ゴロボールが若干多め。




ケニー・ヘルナンデス(RP/ペリコス・デ・プエブラ(MEX))Baseball-Reference   Fangraphs

7年間プレイしたマイナーからリリースされた後、2024年にメキシカンリーグのユカタンに入団。更にユカタンからプエブラに移籍したが、標高の高いチームへの移籍のため成績が悪化。典型的なグラウンドボーラー。




イヴァン・ヘレーラ(C/セントルイス・カーディナルス) Baseball-Reference   Fangraphs   Baseball-Savant

カーディナルスの正捕手。2022年にメジャーデビューし、2024年は出場機会を大きく伸ばした。Y・モリーナに憧れて直接指導も受けたことがある。盗塁阻止率はそこまで高くないが、広角に放つ打撃が武器。毎年カリビアンシリーズにもパナマ代表として参加。




ミゲル・アマヤ(C/シカゴ・カブス)Baseball-Reference   Fangraphs   Baseball-Savant

カブスの正捕手。攻撃型の捕手でマイナーでは高い打撃力をマークしている。メジャー昇格後は苦戦しているが、守備も若手ながら落ち着いたプレイを見せる。父親のマックス・アマヤはパナマで市長を務める。




クリスチャン・ベタンコート(C,1B/マイアミ・マーリンズ)Baseball-Reference   Fangraphs   Baseball-Savant

’23WBCパナマ代表。'23WBCでは正捕手を務めた。2013年にメジャーデビューを果たしたが、その後リリースされ2019年には韓国KBOでプレイした。2022年にメジャーに返り咲き、ベテランになってからキャリアハイを更新している。強肩で盗塁阻止はメジャー屈指。




レオナルド・バーナル(C/セントルイス・カーディナルス(1A+))Baseball-Reference   Fangraphs

カージナルス傘下のプロスペクト。守備の評価も高いが、打撃の方もバランスが取れているスイッチヒッター。パナマ代表にも所属先にも大先輩のI・ヘレーラが高い壁として立ちはだかる。DH枠やファースト起用などでチャンスがあるか?




アドリアン・スガスティ(C/サンフランシスコ・ジャイアンツ(2A))Baseball-Reference   Fangraphs

'19年U18W杯パナマ代表。同大会ではJ・ラモスとチームメイトだった。守備型の捕手でマイナーでの盗塁阻止率は優秀。




ジョナサン・アラウズ(2B/ロサンゼルス・ドジャース(3A))Baseball-Reference   Fangraphs   Baseball-Savant

'23年WBCパナマ代表。'23WBCでは全試合セカンドで先発出場。メジャーでは4シーズンプレイし95試合出場。打撃の方は得意ではないが、内野での守備はセカンド以外にサードやショートも守れてプラスをマークしている。




ホセ・カバレーロ(3B,SS/タンパベイ・レイズ)Baseball-Reference   Fangraphs   Baseball-Savant

'23年WBCパナマ代表。'23WBCでは全試合サードで先発出場。2024年は移籍先のレイズでショートのレギュラーを確保。守備走塁でメジャー上位のスタッツを記録している。特に盗塁は盗塁王を狙えるレベル。ショートにE・ソーサがいるので代表はサード起用が濃厚か。




ヨハン・カマルゴ(3B,SS/パナマ・メトロ)Baseball-Reference   Fangraphs   Baseball-Savant

メジャー歴7年のベテラン内野手。2024年シーズンは母国パナマに戻り、パナマ全国選手権のチーム”パナマ・メトロ”に入団。基本的には守備の人。ベテランではあるが、守備固めなどで起用チャンスありか?




エドムンド・ソーサ(SS,3B/フィラデルフィア・フィリーズ)Baseball-Reference   Fangraphs   Baseball-Savant

'16年WBC予選パナマ代表。メジャーでショートのレギュラーを張るパナマ代表の中心人物の1人。守備範囲やスピードはメジャー上位に入る実力の持ち主だが、2023年シーズンは長打力も向上。




レオ・ヒメネズ(SS,2B/トロント・ブルージェイズ)Baseball-Reference   Fangraphs   Baseball-Savant

トロント傘下のトッププロスペクト。全体的バランスが取れた選手でマイナーでの成績はK%、BB%ともに優秀。2024年7月に念願のメジャー昇格を果たした。代表ではショートにE・ソーサやJ・カバレロがいるので、セカンドでの起用が濃厚か?




ルーベン・テハダ(SS/レオネス・デ・ユカタン(MEX))Baseball-Reference   Fangraphs   Baseball-Savant

'09,'23年WBC、'12年WBC予選パナマ代表。'23WBCでは全試合ショートで先発出場。メジャー歴6年のベテランだが、現在所属するメキシカンリーグでもショートで活躍。三振が少なく、メジャー時代もWhiff%(空振り率)、Chase%(ボール球スウィング率)は優秀だった。




エンリケ・ブラッドフィールドJr.(CF,LF/ボルティモア・オリオールズ(1A+))Baseball-Reference   Fangraphs

2023年にオリオールズからドラフト1巡目指名を受けたトッププロスペクト。両親がパナマ出身で彼の父親はパナマの全国大会でもプレーした選手。まだ体は細いがスピードがあり盗塁成功率は高い。’22年にはHaarlem Baseball Weekでアメリカ代表にも選出。総合格闘好き。




ホセ・ラモス(CF/ロサンゼルス・ドジャース(2A))Baseball-Reference   Fangraphs

'23年WBCパナマ代表。'23WBCでは全試合センターで先発出場。当時キャリア最高は1A級ながら4番を任されチームトップタイの5安打1本塁打を放った。長打力はあるが三振も多く、2A級ではやや苦戦している。




ホアン・アロンソ(RF,CF/ロサンゼルス・ドジャース(1A))Baseball-Reference   Fangraphs

ドジャース所属のプロスペクト。選球眼,スピード,守備面が評価されているが、三振数がかなり多いのが課題。今後の成長に期待。




アレン・コルドバ(CF,LF,2B,SS/アルゴドネロス・デ・ウニオン・ラグーナ(MEX))Baseball-Reference   Fangraphs   Baseball-Savant

'23年WBCパナマ代表。2017年にはメジャーで100試合の出場経験あり。'23WBCでは全試合レフトで先発出場。2022年からはメキシカンリーグでプレイ。高い出塁率と内野も守れるユーティリティ性でチームに貢献している。




L・J・ジョーンズ(1B,LF/サンディエゴ・パドレス(Rk))Baseball-Reference   Fangraphs

'22年WBC予選パナマ代表。同予選ではファーストで起用された。2024年シーズンはカージナルス傘下3Aでスタートしたが5月にリリース。その後パドレスに拾われコンプレックスリーグに入ったが、元々3Aクラスなのですぐ昇格しそう。