Ameba Ownd

アプリで簡単、無料ホームページ作成

Koda's Blog

Technics「SU-GX70」

2023.06.04 01:22

近年は、テレビとの接続を意識された製品が増えてきていますね。裏を返せば、ピュアオーディオ専用だと売れないということなのでしょう。いずれにしても新製品が発売されて、機器購入の選択肢が増えることは大変喜ばしいことです。


テレビの音声を高音質で愉しみたい場合、サウンドバーかAVアンプ、光デジタルケーブルで単体DACに接続する手段がありますが、それにプリメインアンプが加わり、HDMIケーブルで直接テレビと接続できるようになってきました。


ピュアオーディオシステムを所有してて、それでテレビの音声もカバーできるなら、その方がいいと思います。アンプにHDMI入力端子を装備するメリットとしては、HDMI CEC機能によるボリュームや電源連動、自動の入力切り替えでしょうか。


利便性は要らないということであれば、単体DACを使った方が高音質を狙えるはず。アンプに搭載されているDACなんて、かけられるコストが限られているので。その反面、単体DACでは、ESS社のES9038PROやES9038Q2Mまたは旭化成のAK4497が当たり前のように採用されています。さらにはBluetoothもAAC / SBCだけでなく、LDAC  / aptx / aptx-LL / aptx-HDに対応してたります。


ただ、テレビの音声を再生するのであれば、アンプに音量の数値表示はほしいところ。ソースやコンテンツによって音量が異なるので。個人的には、テレビと接続する/しないに限らず、音量の数値表示はほしいです。(毎回同じ音量で再生したい派なので)プリメインアンプの大半は、ボリュームに目盛りすらないし…


私は、テレビには、ソニーのサウンドバー「HT-CT350」を接続しているのですが、もう10年以上使用しているので調子が悪いんですよね。。。なので、マランツの「MODEL 40n」を買おうかと考えたことも。


今回は、Technics「SU-GX70」ですが、まず価格が22万円。オーディオ機器が、価格が高騰しているので仕方ないところでしょうか。ただ、20万円も出して買うなら、やっぱり内容も気になるところで、HDMI ARCに対応したネットワークオーディオアンプということで、ディスク再生は不可は当然としても「SU-GX70」単体で何でもこなしてしまう。


具体的には、Amazon Music、Spotify といった音楽ストリーミングやインターネットラジオに対応。また、Wi-Fi、Bluetooth/AirPlay対応により、スマートフォン/タブレットの音楽のワイヤレス再生、PCやNASに保存したハイレゾ音源などのネットワーク経由の再生が可能になっていますが、BluetoothはAACとSBCのコーデックのみ対応(マランツの「MODEL 40n」はSBCのみ)ということでイマイチなのと、重量が6.6kgとアンプにしては軽すぎるのも気になります。


消費電力は63w(マランツの「MODEL 40n」は220w)ということで、テレビとセットで考えたら、消費電力は少ないほうがいい。

再生フォーマットは、後発だけあってマランツの「MODEL 40n」よりも良いです。(マランツの「MODEL 40n」は、ハイレゾ192kHz、DSDは5.6MHzまでなので)

あと、気になることは、リアパネルの写真を見る限りですが、ピンジャック端子は金メッキされているんだろうか?20万円を超える製品なのに金メッキもされなくなると…


価格的に安くはないので気になるところはあるものの、テレビと接続したい人やリビングオーディオを考えている人にとって魅力的な製品には違いないと思います。