DENON「DNP-2000NE」

DENON「DNP-2500NE」や「DNP-800NE」が製造終了してネットワークプレイヤーのラインナップが無くなり、DENONから待望のネットワークプレイヤー「DNP-2000NE」がリリースですが、これまた価格が275,000円（税込）で高騰しているオーディオ機器の高値更新といった感じです。。。正直、価格に対して内容は、微妙な感じが否めません。

内容としては、DENON独自のアナログ波形再現技術の最新かつ最上位バージョン「Ultra AL32 Processing」搭載で、PCM信号を最大1.536MHz（DNP-2500NEは最大768kHzだったため、オーバーサンプリング比は2倍）/32bitに拡張。

DACチップは、ESS製の「ES9018K2M」を採用。元々は「PCM1795」を使う予定だったということで、いつまで「PCM1795」を使うつもりなんだろう…（2013年発売のHAP-Z1ESもPCM1795です）

音はDACチップで決まるわけではないけど、オーディオ機器の価格が高騰して、コスト削減で内部基板の部品数が大幅に減らされている現在ではDACチップも影響が少なくないと思うし、DACチップが昔と変わらずPCM1795では、製品としての魅力も半減し、購買意識が低くなると思うのは私だけでしょうか。

本機の特徴は、HDMI入力端子を装備しているので、テレビの音声をHオーディオシステムで楽しめることでしょう。HDMI CECにも対応ということで、テレビリモコンで電源オン／オフ、音量調整が可能ということですが、本機はアンプではないので音量調整がどのように動作するのかが気になるところ。（テレビの音量数値表示とは連動しないですよね？）

いずれしても、Technicsやマランツのようにアンプ側にHDMI入力端子を装備するパターンとDENONのようにプレイヤー側に装備するパターンが出てきて選択肢が増えてきたわけで、既存のオーディオシステムにテレビを接続したい場合は、本機が選択肢となりますね。