男性よ、若返ろう!!Vo.1
最近、言葉としては認知されつつある男性更年期障害(LOH症候群)
しかし実際に一番それについて気にしなければいけない40〜60代の男性ほど無関心なのが現実です。
男性更年期の原因の一つがテストステロンという男性ホルモンの低下で、それによってもたらせる様々な変化が起こります。
もちろん明確なLOHでなくても、成長ホルモンの低下も含めて衰えを感じることもあるでしょう。
その場合、適切な医療機関で診断・治療を受けることも大切かもしれませんが、症状が重くなければ、もしくは症状が出る前にご自分で予防的な対処をする事も可能です。
ではどんな対処方があるのでしょう。
1.生活全般を改善する。
LOHでは肥満、寝不足など心身にストレスが多いほど症状が出やすいと言われています。
適切な睡眠、そして過体重の場合は減量も大切です。
その他、暴飲暴食、喫煙などはさらに老化を進行させます。
2.運動をする
運動不足の人はまずは歩くなどの低強度の有酸素運動で、人としての基礎的な能力のレベルを引き上げましょう。それが日常生活だけでなく、今後その他の運動を取り入れた時のリスクを軽減することにつながります。
ただ過度に長時間・高強度の有酸素運動はそれに慣れていない人や(もしくは学生時代長距離が得意だったとしても)何年も運動してこなかった人にとってはストレスレベルを高め逆効果になる事もあります。
適度な長さ、1日20分〜50分くらい、強度は50〜70%で、しかし頻度は週に5〜6回を目標に生活に取り入れましょう。
そしてもう一つ重要なのは筋力トレーニングです。
中〜高強度の筋肉に負荷をかけるトレーニングはテストストロンにも成長ホルモンにも作用します。
あまりにも低強度のトレーニングではホルモンへの影響は少ないのですが、加齢によって関節などの結合組織が弱まっているのも事実。
そして結合組織自体の強化は筋強化よりも時間がかかります。
そこで有効なのはBFR(血流制限)トレーニングです。
BFRを取り入れれば、通常のウエイトトレーニングよりも少ない重量を用いても、成長ホルモンの分泌を増やし、また筋肥大を起こしやすい体内環境を作ります。
つまり物理的な負荷を減らしても、生理的な条件を整えることができるので、結合組織に負担をかけずに筋力トレーニングの効果を高めることができます。
「クエスト」での私のセッションでもBFRを取り入れて、絶大な効果をあげています。
それは男性の加齢のスピードを遅らせる事にも役立っています。
さらにこれに食事とサプリメントを組み合わせて、若さを保つプログラムを組む事ができます。
それについては「男性よ、若返ろう! Vol.2」で書きたいと思います。
お楽しみに!