闘牛
先週の週末に彼のお父さんがブルゴーニュから遊びに来てくれました。
次の日私たちは、ニームまで闘牛を見に行くことになりまして、その感想をアップしたいと思います。
そもそも闘牛って、どんなものなんだっけ?
ニュースや画像だけで、実際のところ見たこともないし、赤い布を牛の目の前に靡かせて、牛が突進してきたら避けるみたいなことを何度もしているイメージでした。
いろいろな賛否があると思いますが、まず全てを把握してからではないと感想や評価などできません。
スペインや南仏での伝統的な闘牛について何も知らない私は、今回は見に行く機会が巡ってきたので、一緒に彼らに付いて行くことにしました。
事前に彼から残酷な場面があると聞かされてましたが、大歓声の中で、闘牛士が華やかな衣装を纏い、牛が血に塗れて死に至るまで闘牛士が矢をつくとは、正直想像もしていませんでした。
まずは衝撃でしかなかったです。
最後に血まみれの牛にとどめを刺して皆拍手をしていましたよ。
ここまでくると違和感しかないです。
拍手なんてできるわけもなく、ただただショックで見れたもんではありません。
ベジタリアンでもなんでもない私としては、何かコメントする立場もありませんし、矛盾してるとわかっていますが、痛ましく死んでいく場面を見て拍手するって、一体これはどうなの?と疑問を感じてしまいました。
この日は7頭の牛が出てきましたが、全て最後に急所を刺されて死んでいきました。
心の中では正直、闘牛士をやっつけてしまえ!と牛を応援している自分がいましたよ。
初めて見た感想としては、伝統ある歴史を理解したこと、大勢の観衆の雰囲気を古い競技場で味わえたことは、とてもよかったのかなと思いました。
しかし、
こんなに残酷なことだとは知らなかったので、とても衝撃を受けたし、長々と血に塗れながら痛々しく死んでいくのを見て拍手することはちょっと違うのかなと個人的に感じました。
因みにスペインでは闘牛は1000年以上の歴史と伝統がある国技であり、バルセロナでは2011年から禁止になったそうです。
今回のわたしの初観戦の闘牛は最初で最後となりました。