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相模原の子どもと教育を考える会

相模原なるほど学校クイズ【36】

2023.06.04 22:00

学校生活を送る上で、誰しも何かしらの悩みや困りごとを感じたことはあるはず。

そんな時にどうしたらいいのかを、ミィさんがクイズにしてくれました。


 Q.子どもの学校生活の悩みなどがある時は、必ず担任の先生を通して相談しなければならない。

① ○  ② ×

答えは画像の下にあります。

《答えと解説》

答え:② ×

解説:学校には、担任の先生以外にも様々な立場の人がいます。

担任の先生に相談しづらい場合、子どもたちの支援を中心になって考える児童支援専任教諭という先生が全校に配置されています。また、養護教諭(保健室の先生)は、怪我や病気だけでなく様々な悩みや不安を聴くなど、心のケアをする役割も担っています。教室に直接登校しづらい場合には、保健室登校ができる場合もあります。

また、相模原市の全ての公立小中学校に、相談室という場所が設置されています。相談室では、スクールカウンセラーに学校を通さず直接相談することができます。先生とは違った視点で話を聞いてもらえたり、アドバイスをもらえたりすることができます。

学校には近年、スクールソーシャルワーカーという、福祉の専門家も入ってきました。私の勤務校では、ひとり親家庭で経済的に苦しんでいる保護者の方から相談があった際に、スクールソーシャルワーカーさんが直接やり取りをしてくれたということが実際にあり、ひとり親家庭に対して行われている様々な支援について直接資料をお渡ししたり、相談をする時間を設けたりすることができました。

このように担任だけでは解決が難しいことも、様々な立場の先生や、先生以外の立場の方が協力して支援を行うことで、解決に向かった例がいくつもあります。

ぜひ、気軽に相談してみてください。


何か困ったことがあると、まずは「担任の先生に相談しよう」と考えるのが一般的な気はしますが、担任の先生には話しづらかったり、そもそも担任の先生についての相談をしたいという場合も考えられますよね。ミィさんが挙げてくれたスクールカウンセラーや養護教諭の他にも、隣のクラスの担任の先生に聞いてもらうこともできるでしょう。そして、学校には栄養教諭や図書教諭、専科の先生と実にたくさんの「大人」がいます。その大人たちが「チーム学校」として、子どもたちの困りごとに寄り添ってくれるはずです。話しやすい大人を見つけて心を開いて話すことができたらいいんだろうな、と思います。(そのためにも教職員不足と多忙さを解決してほしい!)


また、学校以外でも相模原市には相談を受け入れている機関があります。



県が実施している相談LINEもあります。

児童相談所も困りごと解決の力になってくれます。

実は私はここに挙げたいくつかの機関を利用したことがあります。

どの職員さんもとても温かい対応をしてくれ、問題の解決に向けて真剣に取り組んでくださいました。思い悩み、抱え込みすぎる前に気軽に相談してみていいと思います。