当事者を排除した美化委員会は即刻解散し、民主的に開かれた組織を立ち上げるべき
5月27日(土)、こどもの里の責任者が何の前触れも相談もなく、釜合労の事務所に「5月29日(月)10時30分~太子プラザ3Fにて集会します」と書かれた封書を置いていったので、釜ヶ崎解放会館に来られるのか不明でしたが、花咲かじいさんやその支持者、釜合労、釜ヶ崎公民権運動の人たち、団結小屋の人が釜ヶ崎解放会館で待ちました。
ほどなくして、こどもの里の責任者、萩之茶屋地域周辺まちづくり合同会社(以下、合同会社という)等々の人たちが釜ヶ崎解放会館に来られました。大阪市は欠席しました。
そこで話されたことは、釜ヶ崎公民権運動の人達から「こどもの里の責任者の進め方に問題がある。民主的でない」「大阪市の判断でいつでも花壇をつぶすことができるという協定書の中身は納得できない」等の意見が出され、釜合労も同じ意見でした。
釜合労は、花壇を守り育ててきた花咲かじいさんや労働者、釜合労、公民権運動の人たちを排除して立ち上げた萩之茶屋街園美化委員会(以下美化委員会という)を解散して民主的な組織をたちあげるよう強く意見しました。なお、花咲かじいさんは釜合労の一員として入るとのことでした。
美化委員会の規約によると会の活動内容は「街園の清掃または除草、街園の花植え」とあります。しかしこれまで一度も清掃や除草をしたことがなく、花を植えることは考えていないと思われるこどもの里責任者が美化委員会の代表であることには到底納得できず、美化委員会は大阪市の暴走に手を貸しているのかと疑わざるを得ません。
こどもの里の責任者は「持ち帰って相談する」との返事。次回の話し合いはこどもの里の責任者が、みんなが出席できる日時等を確認するとのことで未定です。
センターはこの街の宝
センター閉鎖は「宝のもちぐされ」です。
4年前の4月24日、センター内で生活している約100人の労働者や協力者を大阪府(維新の会代表吉村洋文知事)は大阪府警機動隊を導入し、暴力的にセンターのシャッター外に追い立て、反対する人たちを尻目にシャッターを閉じてしまいました。それで終わったわけではありません。私達が閉じられたシャッターをジャッキ等でこじ開け、中に入ろうとすると、一時引き上げていた機動隊を再導入しジャッキなどを取り払い、再びシャッターを閉じたのです。
それから4年。シャッター前で生活する人々や釜合労が緊急避難用としてシャッター前においた大型バス「釜ヶ崎」等の撤去をもくろんで大阪府が起こした裁判において、断行の仮処分に対する大阪地裁の判決をはじめとして、本裁判における大阪地裁、大阪高裁の判決は大阪府による強制排除は認めませんでした。私達は最高裁判所に上告しその判断を待っている状態です。
釜ヶ崎の労働者の皆さんは、過去においても、現在も、これからも建設現場で必要不可欠の労働者群。「センターはこの街の宝。永遠に残すべき」と声を上げ続けましょう。
今後の予定
6月14日(水)午後2時30分
大阪高裁201号法廷
監視カメラ裁判判決
8月23日(水)午前11時
大阪地裁1007号法廷
定額給付金裁判判決
2023年6月5日
釜ヶ崎地域合同労働組合・釜ヶ崎炊き出しの会・いながきひろし事務所
大阪市西成区萩之茶屋2‐5‐23釜ヶ崎解放会館1階
電話(6631)7460
ファックス(6631)7490
釜合労のホームページhttps://www.kamagourou.com
E-mail info-kamagasaki@kamagourou.com