業務改善活動
先日、22年度下期におけるRe-do Zero活動優秀事例発表と表彰式がありました。
当社の改善活動には、工場現場での「F研活動」「QCサークル活動」と主に事務業務の改善をターゲットとする「Re-do Zero活動」があります。Re-do Zero活動は、当社グループが間接部門の事務品質向上と業務の効率化を掲げた2016年に、トヨタ自動車(株)の自工程完結導入モデル会社に指定され、始まった活動です。
活動優秀事例発表
半期ごとに優秀事例の発表を聞いており、今回もどの発表も非常に良い事例でした。今回の金賞は、「不良集計作業に関する業務改廃」「仕入れ業務の効率化」の2事例でした。銀賞を含めた優秀事例は、いずれも生産関連部門における事務業務の改善で、全社横断活動として実施している「DX化」に沿ったものが多く業務のデジタル化や生産状況管理などのシステム化といった内容です。
ペーパーレス化だけではなく、ミスを防ぐことによって時間の効率化が図れた改善や皆が当たり前だと考えていた業務の中で、実施理由を見い出すことができたことなど、普段は生産工程の改善が優先されがちな部門の事務業務改善に、チームで取り組んでいった成果でした。特に、私が良いと感じた点が2つあります。
1つ目は、活動された方が、他部署・関連会社と連携したり、組織の壁を越えて学んだりすることで、新しいツールを使いこなし、改善につなげていったことです。2つ目に、どの事例でも、今後さらに大きく改善できることに報告者自身が気づき、それを実行していこうという意志が感じられたことです。
本活動は今年度で8年目になり、新たなフェーズに移りつつあることを感じました。まさに、今年のスローガンである「過去の概念にとらわれずに、変化に柔軟に対応するチーム」が芽生えてきて、大変有意義な発表会となりました。
発表会後は、久しぶりに受賞者との懇親会も実施できました。参加者は、もっと組織の壁を越えた交流をしたいと意欲的で、どんな業務改善ができるか、また自部門で取り入れる内容はないかを探求していくため、お互いの職場見学を参加者中心に決めていました。そんな皆さんの向上心溢れる姿勢を見て、ますます心強く思った一日でした。