若狭 1
2023.06.05 21:00
6月2日の記事で予告していましたが、
旅をしてきましたのでご紹介します。
どこだかわかりましたでしょうか?
そうです。正解は福井県。
今回は若狭・小浜市を旅してきました。
滋賀県に隣接し、京都府にも近いです。
今回も、ある人物を取材・研究するための旅です。
以前の龍野の旅とおなじ人物ですが、
だれであるかは、まだ秘密です。
今回の一番の目的は万葉以来の歌枕である後瀬山です。
また、若狭は古代より「御食国(みけつくに)」と呼ばれ、
鯖街道のはじまりの地です。
豊かな海産物・塩などをこの地から奈良・京といった都まで運びました。
ことに鯖が運ばれたので、この名がつきました。
江戸時代には北前船が日本海を行き交いました。
蝦夷地の昆布などがここ小浜に持ち込まれ、
鯖街道をとおって京に運ばれました。
若狭小浜はふだん、あまり注目されませんが、
古来より日本の発展、とくに近畿地方の発展を影で支えた土地です。
そうした若狭への興味と憧れがありました。
じつは3度目の訪問なのですが、
しっかり巡るのは今回が初めてです。
そして3つ目の動機は「お水送り」です。
(写真は「小浜市観光・おばまナビ」より)
東大寺二月堂の「お水取り」はとても有名ですが、
こちらはあまり知られていません。
ほんらいは小浜の若狭神宮寺の「お水送り」と1セットのものです。
むろん今回の旅は「お水送り」神事を見ることは出来ませんが、
お水送りの御香水にふれることができました。
若狭には佛多くて蒸鰈 森澄雄
という句があるように、ほかにも多くの古寺があります。
明日から少しずつご紹介していきたいと思います。
今日もよき一日となりますことを。