【0：1：1】頂き女子アドバイザー【6分～】
《ジャンル》
バー ギャグコメディ 日常
《あらすじ》
迷える女子に道を示す敏腕アドバイザーがいるらしい…。
《登場人物》
レーヌ：性別不問。とあるバーのママ。男性が演じる場合、オカマとして演じた方がいいかもしれません。
女子：女性。頑張っているが中々上手くいってない様子の頂き女子初心者。
男：レーヌ役か女子役どちらかが、兼役としてやってもらうか、または来たメッセージを読むように読んでいただければと思います。
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レーヌ：（N）ここはバー【キャヌーレ】
レーヌ：（N）迷える女子達の羽休めの場
レーヌ：（N)話を聞いて傷を癒やして
レーヌ：（N)私はただ背中押してあげるだけ
レーヌ：あら、いらっしゃい
レーヌ：私は頂き女子アドバイザーのキャヌレーヌよ
レーヌ：みんなからは、レーヌって呼ばれてるわ
レーヌ：まぁ、なんでも好きに呼んでちょうだい
レーヌ：それでどうしたのかしら？
女子：あ、あの…そのなかなか上手く行かなくて…
レーヌ：なるほどねぇ
女子：それで…そのレーヌさんになにかコツを教えてもらえないかと…
レーヌ：…いいわよ、あなたは素質がありそうだもの
女子：ほんとですか！ありがとうございます！
レーヌ：それでどこまでいってるの？
女子：はい、えっと、いつも、お金が必要なんです…ってところまではいけるんですけど、そこから繋がらなくて
レーヌ：ちょっとやりとり見せてもらってもいいかしら？
女子：あ、はい、どうぞ
レーヌ：借りるわね、、、はいはい…なるほど、わかったわ
女子：え、わかったって？
レーヌ：焦らないの、とりあえず今ちょうどいいやりとりがあるじゃない
レーヌ：それを返信しながらやりましょ
女子：は、はい！
レーヌ：まずは、
レーヌ：『支払いおわったら、家見つかるまで○○くんとこ行ってもいい？』
レーヌ：『一緒にいたいぴえん』
レーヌ：こうかしらね
女子：ちょ、ちょっと待ってください！
女子：私この人の家なんて行きたくないです！
レーヌ：…あなた男心がわかってないわねぇ
レーヌ：ほら、もう返事が来たわよ
女子：え…！
男：『大切な事だから会って話をしよう』
男：『絶対力になりたいから』
レーヌ：あらあら、絵文字まで使っちゃって、、男は単純なくせに賢いフリをする生き物なのよ
女子：そうなんです…ね、でも会って話なんて
レーヌ：『会いたいよぴえん、でも仕事しないと支払いが終わんないよ、、』
レーヌ：『本当につらい』
レーヌ：『はやくやめて一緒にいたい、、』
レーヌ：これでどうかしら？
女子：え、いや、その、これじゃまるで…
男：『出られないのならやっぱお店に行くよ』
レーヌ：ね、すぐ返信くるし、わかりやすいでしょ？
女子：す、すごい…
レーヌ：一緒にいたい、早く辞めたい、あなただけがいい。
レーヌ：頼られることに喜びを感じちゃうのよ、あなただけってのに弱いのよ。
女子：メモ…とります！
レーヌ：『お店には呼びたくないよ、お客さんとしてじゃなく、○○くんといたい』
レーヌ：そして、あなたはお客さんじゃなくて一人の異性として見てるよってこともアピールしておくの。
女子：し、自然な流れです。違和感がありません！
男：『じゃあどうしてほしいの、送金すればいいの？』
女子：おお！送金してもらえそうです！ほんとに簡単だ！
レーヌ：待ちなさい、焦っちゃだめよ、油断は禁物、ここは1歩引くの。
レーヌ：『そんな悪いよ、○○くんに迷惑かけたくない』
レーヌ：『嫌われたくない』
女子：ちょ、こんなの送ったら、切られちゃいますよ
レーヌ：大丈夫よ、見て
男：『支払いはいつ頃終わるの？それまで会えないの？』
女子：あ、あれ…？
レーヌ：こうやっていろいろ聞いてくるってことは助けたいって思いが強くなってきてるってことよ。
女子：なるほど…です！
ーー数十分後ーー
男：『金額はいくらぐ必要なの？わかるものある？』
女子：もういけそうですね！
レーヌ：そうね、でも男は賢いフリするっていったでしょ？だからね
レーヌ：『借用書は書いてないよ。。法的に貸し借りしたわけじゃないけど、そのひとコロナの影響で仕事が無くなってきてかなり切羽詰まってて早く返せってなってる。』
レーヌ：『金額かぁ、言いづらいな、、』
レーヌ：『どのくらいだと思う、？』
レーヌ：頭でっかちだから、理由の説明は必須、あともう間に合わないってことを意識してもらうの。
レーヌ：そして、ストレートに求めない、相手の余力を確認するのよ
女子：べ、勉強になります！
男：『50万位？』
男：『利子だけでも入れて延してもらえないの？』
女子：ご、50！？
レーヌ：あら、悪くないわね、そしたら
レーヌ：『うん、そのくらい、、』
レーヌ：『前も延ばしてもらったから、もう無理って言われちゃったぴえん』
レーヌ：相手の言葉にしっかり受け止めて反応してあげることが大切よ
女子：わかりました！
男：『結構な金額だね』
男：『手に負える金額じゃないから、ハードルが高いだろうけど、ここは親や親戚に相談した方がいいよ』
レーヌ：来たわね
女子：相談なんてするわけ…
レーヌ：ないわよね、そういう時は
レーヌ：『ううん親も親戚ももういない、、ずっとひとり、、』
レーヌ：『周りに誰もいないから誰にもこんなこと話せないし
レーヌ：『このことは○○くんに話したのが初めてだよぴえん』
レーヌ：ひとりぼっちの可愛そうな女の子、あなたしかいないのって伝えるためのチャンスでもあるのよ
女子：な、なるほど…！！
レーヌ：ここまできたらなんとでもなると思うわ
女子：あ、ありがとうございます！
レーヌ：よかったわ、大事なのは、焦らないことよ
女子：はい、聞いたこと全てが目からカラコンでした！
レーヌ：ウロコかしらね…まぁ助けになったならよかったわ、じゃあね
女子：ありがとうございました、さよならー！
ーーー数日後ーーー
とあるつぶやきアプリ…
女子：『一撃50頂けた！』
女子：『こんな大金始めてだから嬉しすぎる絶対無理だと思ったのにこれで未収、返せる嬉しすぎる！！！』
女子：『ほんとレーヌさんには感謝しかない！！』
女子：『今年、これで満足しないでこれからもっと頂けるようにがんばるー！＃頂き女子』
レーヌ：うまくいったようね、よかったわ
レーヌ：（Ｎ）ここはバー【キャヌーレ】
レーヌ：（Ｎ）迷える頂き女子達の羽休めの場
レーヌ：（Ｎ）私はただ背中押してあげるだけ
レーヌ：（Ｎ）どんな子でもいつでも歓迎するわ
レーヌ：あら、いらっしゃい
レーヌ：どうしたのかしら？
おしまい