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6月の作品情報をアップします。
銀河鉄道999
2023年6月12日(月)10時〜
“ 若者は いま
未来へ旅立つ…… ”
美しい星空のかなたに汽笛がひびく・・・
永遠の夢と憧れをのせて
銀河鉄道は宇宙の旅へ———
[INTRODUCTION]
全宇宙を覆う機械人間の猛威のさなか、殺された愛する父、母の復讐を遂げ、機械人間の絶滅を果たす少年の冒険を描くアニメーション。松本零士の同名のTVシリーズを母体に、新たに劇場用映画に構成したもので、脚本は「博多っ子純情」の石森史郎、監督は「宇宙海賊 キャプテンハーロック」のりんたろう。撮影は福井政利がそれぞれ担当。
[STORY]
身体を機械にかえて、人間は死なないですむようになった。そんな時代にも、やはり貧しい人々は存在する。彼らにとって、機械の身体は高価なものであり、買うことができなかった。そんな中、一つの噂が流れる。銀河鉄道999に乗れば、タダで機械の身体を貰える星に行けるというのだ。
少年・星野鉄郎は母と二人、噂をたよりに銀河鉄道の停車駅、メガロポリスに向かう。その途中、二人は機械伯爵による人間狩りに遭い、母は殺されてしまう。メガロポリスのスラムに居着いた鉄郎は、銀河鉄道のパスを手に入れる機会を伺い、実行に移すも失敗に終わる。しかし、そのとき知り合った謎の美女メーテルから、鉄郎は銀河超特急999号のパスをもらい受けて、メーテルとともに地球を旅立つのだった。
旅の途中、鉄郎は山賊アンタレスや女海賊エメラルダス、キャプテン・ハーロックとその親友大山トチローとの出会い、そして別れを通じて、次第にたくましく成長してゆく。
タイタンで老女から受け取った機械人間に有効な銃である『戦士の銃』で、ついに母の仇・機械伯爵を倒す鉄郎。目的を果たした鉄郎は、いつしか機械の体を憎むようになり機械の体をタダでくれるという惑星を破壊すると宣言する。 そして999号は終着駅に向かった・・・
[1979年/日本/アメリカンビスタ/モノラル/35mm/129分]G
企画・原作・構成:松本零士
製作総指揮:今田智憲
製作担当:横井三郎
企画:有賀健、高見義雄
脚本:石森史郎
監修:市川崑
監督:りんたろう
作画監督:小松原一男
美術:椋尾篁、窪田忠雄
作画監督補佐:角田紘一
美術補佐:山川 昇
音楽:青木望
主題歌:
『THE GALAXY EXPRESS 999』『TAKING OFF』(作詞:奈良橋陽子、山川啓介/作曲:タケカワユキヒデ/編曲:ミッキー吉野/歌・演奏:ゴダイゴ)
声の出演:
野沢雅子、池田昌子、麻上洋子、肝付兼太、井上真樹夫、田島令子、富山敬、小原乃梨子、柴田秀勝、藤田渉子、槐柳二、坪井章子、納谷悟朗
(C)松本零士・東映アニメーション
ウィ、シェフ!
2023年6月12日(月)13時15分〜
“おいしい” が未来を変える
元一流レストランのスーシェフ v.s 強制送還寸前の少年たち
料理がハートを熱くする! 観たら作ってみたくなる!
ドラマチック・キッチン・コメディ
[INTRODUCTION]
移民大国フランス。様々な事情を抱え、危険を冒して単身フランスにたどり着いた未成年の移民たち。彼らを調理師として育成し、フランスでの安定した暮らしを手に入れさせようと奮闘する実在のシェフ、カトリーヌ・グロージャンをモデルに、これまでもフランスが抱える深刻な問題を社会派コメディとして発表してきたルイ=ジュリアン・プティがメガホンを取った。出演はフランスを代表する女優オドレイ・ラミー、『最強のふたり』など日本でも高い人気を誇るフランソワ・クリュゼ、そしてオーディションから選ばれた40人の実際の移民の少年たちだ。レストランを開く夢に向かって突っ走ってきたカティと、自由と平和を求めてフランスへたどり着いた少年たち。ままならない人生に翻弄される彼らがエシャロットとナイフを手にしたとき、予想外の未来図が立ち上がる。料理がハートを熱くする、ドラマチック・キッチン・コメディ!
[STORY]
一流レストランのスーシェフとして働くカティ。夢はいつか自分のレストランを開くこと。だが、シェフと大ゲンカして店を飛び出し、ようやく見つけた職場は移民の少年たちが暮らす自立支援施設だった。質より量、まともな食材も器材すらない。不満をぶつけるカティに施設長のロレンゾは少年たちを調理アシスタントにするアイデアを提案する。フランス語がちょっと苦手な少年たちと、天涯孤独で人づきあいが苦手なカティ。料理が繋げた絆は少年たちの将来だけでなく、一匹狼だったカティの世界も変えてゆく・・・。
[2022年/フランス/フランス語/シネスコ/5.1ch/97分]
監督:ルイ=ジュリアン・プティ
出演:オドレイ・ラミー、フランソワ・クリュゼ
原題:La Brigade|英題:Kichen Brigade
提供:ニューセレクト
配給:アルバトロス・フィルム
© Odyssee Pictures – Apollo Films Distribution – France 3 Cinéma – Pictanovo – Elemiah- Charlie Films 2022
さよなら銀河鉄道999 アンドロメダ終着駅
2023年6月26日(月)10:00〜
いま、青春のあふれる想いをこめて汽笛がなる・・・
さらばメーテル、さらば銀河鉄道999・・・
[INTRODUCTION]
松本零士のSF漫画を原作とする1979年公開の劇場用長編アニメーション「銀河鉄道999」の続編。劇場版第1作に続き、松本零士作品の人気キャラクターであるキャプテン・ハーロックやクイーン・エメラルダスも登場。機械化人間により占拠されつつある地球を救うため、再び999に乗って旅に出る星野鉄郎の活躍を描く。原作は松本零士、脚本は山浦弘靖、監督は「銀河鉄道999」のりんたろう、撮影は高梨洋一がそれぞれ担当。
[STORY]
地球に帰り着いた星野鉄郎を待ち受けていたのは、機械化人とわずかに生き残った人間との血みどろの戦いだった。老パルチザンのもとで、鉄郎もまた武器をとって戦っていた。そんなある日、メーテルからのメッセージが届く。
『鉄郎、スリーナインに乗りなさい・・・』
鉄郎は再び999に乗り果てしない宇宙へと旅立った・・・昔とすっかり変わった999号は、今や完全にオート・コンピューター化され、車内には機械の身体をもつ新しいウエイトレス、メタルメナが乗っていた。
やがてたどりついた最初の停車駅があるラーメタル星。そこは、メーテルの生まれ故郷であった。鉄郎はその星でミャウダーという若者と出会い深い友情を結び、そのミャウダーから鉄郎は信じられない噂を聞く。
「メーテルこそプロメシューム。メーテルがプロメシュームの跡を継いだ」
鉄郎はラーメタル星の激戦を、キャプテン・ハーロックの空からの援護と、ミャウダーの活躍で切り抜けた鉄郎は再び駅に戻る。そして、999に乗り込もうとした時、あのメーテル再び再会する。999号を降りるように勧めるメーテルであったが、鉄郎はそれを拒んで旅を続ける事を選ぶ。
メーテルから知らされた999の目的地「大惑星雲アンドロメダ」。鉄郎はメーテルと共にそのアンドロメダに向かっていった。数々の謎を乗せ、999号は終着駅を目指し進んでゆく。そうして、「惑星プロメシューム」に到着したメーテルと鉄郎。鉄郎がその惑星で見たものは、生身の人間から命のエネルギーを抜き取る大工場であった。ベルトコンベアーで運ばれる人々の中に、ミャウダーの姿を見つけた鉄郎は怒りが頂点に達し、惑星プロメシュームを破壊しようとするのだった・・・
[1981年/日本/アメリカンビスタ/モノラル/35mm/130分]G
企画・原作・構成:松本零士
監督:りんたろう
製作総指揮:今田智憲
企画:有賀健、高見義雄
製作担当:大野清
脚本:山浦弘靖
作画監督:小松原一男
美術監督:椋尾篁
美術:窪田忠雄
音楽:東海林修
主題歌:
『SAYO NARA』(作詞・作曲:メアリー・マッグレガー、ブライアン・ウィットカム、ディビッド・J・ホルマン/歌:メアリー・マッグレガー)
声の出演:
野沢雅子、池田昌子、麻上洋子、肝付兼太、井上真樹夫、田島令子、小原乃梨子、川島千代子、柴田秀勝、坪井章子、富山敬、来宮良子、大塚周夫、森山周一郎、城達也、江守徹
(C)松本零士・東映アニメーション
せかいのおきく
2023年6月26日(月)13時15分~
“ おれは せかいでいちばん おまえがすきだ ”
おきく、22歳。声を失ったけれど、恋をした。
彼に伝えたい言葉がある。
だから今日、どこまでも歩いて会いに行く。
[INTRODUCTION]
つらく厳しい現実にくじけそうになりながら、それでも心を通わせることを諦めない若者たちを描く『せかいのおきく』。日々を生きる喜びと輝きを感じ、人と人のぬくもりに包まれる、90分の愛おしい青春映画が誕生した。演じるのはベルリン国際映画祭や三度の日本アカデミー賞に輝く名女優、黒木華。他にも日本映画を代表する名俳優たちが集結し、脚本と監督は数々の名作を作ってきた阪本順治。貧しくもたくましく生きる長屋の住人たちをみずみずしく描く、阪本監督の最高傑作。
[STORY]
江戸末期、東京の片隅。22歳のおきくは、武家育ちでありながら今は貧乏長屋で父と二人暮らし。毎朝、便所の肥やしを汲んで狭い路地を駆ける中次のことをずっと知っている。ある時、喉を切られて声を失ったおきくは、それでも子供に文字を教える決意をする。雪の降りそうな寒い朝。やっとの思いで中次の家にたどり着いたおきくは、身振り手振りで、精一杯に気持ちを伝えるのだった。そして糞尿を売り買いする中次と矢亮もまた、くさい汚いと罵られながら、いつか世の中を変えてみたいと、希望を捨てない。お金もモノもないけれど、人と繋がることをおそれずに、前を向いて生きていく──
[2023年/日本/スタンダード/90分]
脚本・監督:阪本順治
出演:黒木華、寛一郎、池松壮亮、眞木蔵人、佐藤浩市、石橋蓮司 他
配給:東京テアトル/U-NEXT/リトルモア
(c)2023 FANTASIA