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『伝える準備』

2023.05.13 10:00

著:藤井貴彦


日本テレビアナウンサーで、「news every.」のメインキャスターを務める藤井貴彦さんの著書です。

アナウンサーが発する言葉は、境遇や考え方が異なる不特定多数の視聴者に届きます。そのため、時には不本意な捉え方をされたり、誤解が生じることもあります。しかし同時に、多くの人の心を動かしたり、エネルギーを与えられるのも事実です。


常に視聴者に寄り添い、私たちの心に響く言葉を届けてくれる藤井さんの言葉に、はっとさせらたことがある方も多いのではないでしょうか?


これらの言葉の裏側には、入社以来27年間続けられている「五行日記」の習慣がありました。「五行日記」を書くことで、自分の成長がわかり、今の気持ちを整理することができます。そして、それがさらに言葉や表現力を磨くことに繋がっていきます。藤井さんが紡ぐ言葉のひとつひとつが胸にグッと刺さるのは、生来の才能からというより、不断の努力の賜物から来ていることが窺えます。


「——使う言葉が素敵であるほど、その人が素敵に見えるのは、その表現がその人の経験から来ているから。」


藤井さんは「経験を重ねていくほどに、『人間性』と『言葉』が溶け合う日がやってくる」と言います。


つまり素敵な人になりたければ、まずは自分が素敵だと思うことに触れることです。そして、そもそも「素敵なこととは何か」を見極める目を養うためにも、『経験』を重ねることが大切なのだと感じました。


「五行日記」で何を書き留め、どのように言葉と向き合い、考え、どんなことを積み重ねてきたのか。藤井さんの温かくも芯のある言葉のひとつひとつに、感銘を受けるばかりです。

ぜひ、ご一読ください。


CENTREスタッフ 河合