若狭 3 福井の梅
2023.06.07 21:00
小浜駅に到着しましたが、
あいにくの大雨ということもあり、宿へ直行します。
小浜市の東、阿納(あの)という港に宿をとりました。
若狭佳日という宿です。
もとは民宿であったのを現代的な内観の宿にリノベーションしたものです。
まだグランドオープン前なのですが、
それでもじゅうぶん豊かな時間を満喫できました。
ロビーは蔵を改装したもの。
扉が重厚です。
阿納は漁業(養殖業)と民宿で成り立つ小さな港町です。
古くは北前船の寄港地として栄えました。
その名残がこの建物からも感じられます。
二階から。
もともと蔵ですので、天井が高く、吹き抜けになっています。
隠れ家感があり、とても落ち着きます。
創業1806年、小浜・志保重の「ひとやすみ羊羹」。
コーヒーやお酒、ソフトドリンクが自由にいただけます。
奥に気になるものが貼ってあります。
阿納は梅と柿が名産とのこと。
梅といえば紀州が有名ですが、ここ福井は日本海側最大の梅の産地。
歴史は古く、天保年間(1830~1844年)に栽培を開始、
明治時代に本格的に生産出荷されるようになりました。
小浜で最初に梅の栽培が始まったのは阿納だそうです。
たしかに家々には梅が植えてあり、梅林もそこかしこにありました。
写真を撮れなかったのが悔やまれます。
梅の花のころにまた訪れてみたいです。
というわけで梅のサイダーをいただきました。
炭酸の泡と青梅の香りがあいまって、いちだんとすっきり清涼感があります。
サイダーは夏の季語ですが、
湿気の多い時期には最高の飲み物ですね。
移動の疲れも飛びました。
若狭・小浜の旅。
なかなか本題に入ることができませんが、気長にお付き合いください。
どうか良い一日となりますことを。