6月6日23時47分
1日100冊くらい本読みたい。
心底不毛なこと言っているなと自覚しているし、じゃああなたも速読術をマスターしましょうとかそういう話をしているわけではない。
単純に、読みたい本が多い。
つい先ほど、マヌエレ・フィオーレの『秒速5000㎞』を読み終わった。イタリアの漫画(フメッティ)。一概にそういうものとは言い切れないが、海外の漫画には色彩が豊かなものが多い。個人的には、本作や『レベティコ』のような、その場の空気と人の心が写し出されたような感情ある色彩がとても好きだ。ふと、そういえば自分は昔からゴッホが好きだった、ゴッホがバンドデシネを描いたらどんなものを描くのだろうか、などと考えてみた。救済の物語を描くのだろうか。それとも地に足のついたものだろうか。
カバーを外すととても素敵なことになっていた。
紙の本偏重主義には陥りたくないなと思う(ここ最近キンドルでまとめ買いした『解体屋ゲン』ばかり読んでいる)一方で、装丁を手で愛することができることは紛れもなく紙の魅力。
本だけではない。映画も観たい。いい加減観なくては、と思う映画が一向に減る気配がない。
つい最近『トゥルーマン・ショー』を観た。大雑把なあらすじは知っていたが、つくづく「さすがに採算とれる規模超えてるだろ」という、なんともツマラン感想を抱いた。でも「あいのり」や「テラスハウス」も規模は違えど同じようなものだなと考えると、あの視聴者の盛り上がりは何一つ脚色がないものなのだろうと思う。最後の警備のおじさんたちのワンシーンがあることで、あの作品はかっきりコメディになった。
近くのレンタル屋で借りてきた『ノスタルジア』が机の上にある。今まで何度も借りてきて、その度に観ることなく返却している。不思議と、借りる前は「観るぞ!ついに観るぞ!』という気持ちになっているのに、いざ借りてくるとどうしてか手が伸びない。そして返却日ぎりぎりになって返却をする。
次こそは観る。
なんだかんだ読んだり観たりしているじゃないか、と思う気もするけれど、気がするだけであって実際は全然足りていないと思ってしまう。
きっとそこの飢餓感は埋まることなくずっと抱え続けるものなのだろう。
それにあいにくと今はそちらばかりにかまっているわけにもいかない。
先月末で一つ試験は終わったけれど、これから8月まで毎月最低ひとつ何かしらの資格試験を予定している。そっちの勉強も怠るわけにはいかない。範囲は被っているものなので全くの別ジャンルへ頭をすっ飛ばさなくてはならない、ということはないのでその点は楽だ。