Art of Hosting and Havesting Ayabe 2017に、Harvesting Teamとして参加しました
Art of Hosting and Havesting Ayabe 2017に、Harvesting Teamとして参加しました。
呼びかけ文はこちら。
全員の集合写真 60名が、京都の綾部に集まりました
Art of Hosting and Harvesting(以下、AoHと略)は説明が難しいですが、私の言葉で伝えるとすると「デンマーク発祥の、参加型リーダーシップをはぐくむ合宿型のトレーニング」です。
強い一人のリーダーがいるのではなく、複数の人が役割を変えながらその場に応じて自分なりのリーダーシップをはぐくみながら前に進む、そのための場。
社会にある問題は大体あいまいで、複雑で、「VUCA」なんて言葉がつく前から十分に難しかったと思うのです。
そうした一人では解決できない問題を、みんなで向き合い、みんなで解消していく、そのための場でもあると理解しています。
AoH は世界中で開かれており、日本では2年ぶりの開催となりました。
AoHには必ず「コーリングクエスチョン(Calling Question)」と呼ばれるものが必要となります。
いわゆる、「みんなで解きたい問い」のこと。
今年のテーマはサステナビリティ、問いは以下でした。
「What do we as neighborhoods living in this era, need to learn about creating well-being and a sustainable everyday now and in the future?
共に今の時代を生きていく「お隣さん」同士がよく生きるために、学ぶべきことは何だろう?」
Calling Questionはみんなが常に意識できるよう、60人全員が目を向けられる場所に貼ります
私は2015年の会社の新人研修で、AoHに近いものは体感していましたが、本家(?)のAoHに参加するのは初めてでした。
そこで以下のチャレンジをすることにしました。
<自分のチャレンジ>
①Harvesting Teamに入って、Art of Harvestingを理解し実践する
②会社の人にも参加してもらって、AoHの世界観を体感してもらう
それぞれ、具体的に詳細を書いてみます。
①Harvesting Teamに入って、Art of Harvestingを理解し実践する
AoHには、「Hosting Team(いわゆる合宿の企画のチームみたいなものです)」があり、その中にHarvesting Teamがいます。以下は、AoH Ayabeでチーム呼びかけ時に使われた文章のキャプチャです。自分自身、グラフィックファシリテーションやグラフィックレコーディングといったものと出会ったのがAoHだったので、これを中心的に学びながらどのような実践ができるのか模索したいと思いました。
何らかのHosting Teamに入ると、他のみなさんより数日前に会場入りして、「デザインミーティング」というのを開きます。
ここで、AoHのお世話をしてくださる方3名(「スチュワード」と呼ばれます)から手ほどきを受け、具体的にどのようなスケジュールで進めていくのかを決めていきます。
「もっと前に具体的なスケジュールって決めるものじゃないの…!?」と思うかもしれませんが、2017年現在、AoHはある程度全体の流れの型があり、そこから大きく離れることはしないようです。
対話は生ものなので、全体の流れ自体に型があるのはいいなと私は思いました。
スチュワードとHosting Teamによるデザインミーティング
全体の流れのランドスケープ
私は全体の流れのランドスケープと、一部のセッションのグラフィック設計(グラレコとは異なります)、あと動画撮影を担当しました。
特に動画はかなり思い入れをもって撮影しています。
というのも、今回スチュワードとして来たうちの一人、メアリーアリスは私が何度も「会いたい」と思った方なんです。
その方のセッションを日本語で聴ける機会(同時通訳が入ります)は今後一生ないかもしれない。
今後また私がメアリーアリスの話を聞きたくなった時、もしくは他の誰かに伝えたくなった時、必ずその動画は役に立つと思いました。
以下に動画などを含めた記事が掲載されています。
これもHarvesting Teamで作成しています。
②会社の人にも参加してもらって、AoHの世界観を体感してもらう
AoHの世界観や、AoHが拓く可能性について説明することは困難の極みです。
だけれど、大切にしたいことは確実にこの中にある。
としたときに、できるだけ会社の人に一緒に行ってもらって、感触を理解してもらい、そのうえで会社の実践を積み重ねたい… そう思うようになりました。
今回3名の方が私のこの呼びかけに応答してくださり、一緒に行くことになりました。
2人は一緒にプロジェクトを遂行したことのあるコンサルタント、1人は私の上司(!)です。
海のものとも山のものともよくわからないAoHに対し、数日かけて参加してくれる。
これは本当に
そんなチャレンジをしている中、AoHはどんどん進んでいきます。
複数のグループサイズの対話をしたり、
スチュワードによるレクチャーがあったり、
ミールチームが作ってくれた美味しいご飯をみんなで食べたりします。
お皿が竹でできており、さらに竹を使ってそうめん流しをしたりしました。
対話の内容が濃くなれば濃くなるほど、こうしたエナジャイザーも重要だなと改めて感じます。
そうこうしているあっという間に最終日。
全体でチェックアウトをし、AoHはクローズします。
正直、Art of Harvestingについて理解が深まったかというとそうでもなく、もどかしい時間もたくさんありました。
けれど、きっと学びは必要な時に来るし、その時にまたチャンスをつかもうと思います。
最後にとったHarvesting Teamメンバーと おつかれさまでした!