ACCへの道　その2

前回までのあらすじ

ところが！事態は私自身が想定しない部分から崩されます。

これこそ「獅子身中の虫！」という言葉がしっくりきた体験はありません。

息子氏両名そろっての私立理系大学の留年。

よもやよもやの出来事です。

理系なので一名くらいは留年するだろう。

と想定し、

その分のお金の流れを想定したうえでの自分が自由になるお金。

としてプランを立てていたのに。

まさかそろって留年。という事態は想定の範囲外でした。

それ以上のお金の流れを食い止めるために、即座に打った手として

幸いにも進学先が同じ地域でしたので、それぞれの学生寮を解約し、

一緒に住んでもらう事で長い視点で見た家賃と生活費を節減することに。

進学時は大変ありがたかった家具家電付き。とはいえ

全て学生寮のオプションなので、一緒に住んでもらうためには・・・

すべて買いそろえなければ生活が立ちいきません。

いくら、自分たちの自業自得とはいえ、今この時代に

「洗濯物は洗濯板でガンバ！」とか

「冷蔵庫のない生活で健康を保ってね」とか

「暑くても心頭滅却して火も涼しいと感じてね」

なんてのは無茶ぶりも良いところです。

かくして私のACC獲得のために貯めたお金は全て、彼らの生活家電に姿を変えました。

この時点で今の条件で試験にトライできるのは、６カ月。

年単位で節約して貯めてきたお金を、物価もじわりじわりと上がってきているのに

６カ月で達成させなければならない現実に何も考えることができませんでした。

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