2023.6.7 シラネアオイトレッキング
令和5年6月7日(水) 参加者:9名 ガイド:伊藤尚人
コース:月山ペアリフト下駅~上駅~姥ヶ岳~柴灯森~金姥分岐~装束場~春木戸~
ネイチャーセンター (所要時間:約6時間20分)
月山の山開きはまだまだ先ですが、その前にもお花の時期が到来します。この時期しか見
られない月山柴灯森のシラネアオイの群生を見に毎年恒例のトレッキングに行ってきまし
た。お花の時期は毎年恒例ですが残雪の量は年々変わってきているようで、昨年に引き続き
雪融けの影響からリフト架け替え作業が前倒しとなり、今年もリフト区間を歩くことになり
ました。しかしリフトが使えないことによるひと気のなさが、逆に嬉しい出会いをもたらし
てくれました。姥ヶ岳の雪渓を登り切り、アイゼンを外して木道に乗ろうとしたそのときで
す。「オコジョオコジョ!」その声にみんな注目すると、なんとオコジョが木道の下から出
たり入ったりしているではありませんか。その愛らしい姿に一同釘付けになりました。そし
て興味を示したのか近くまで寄って来る大サービスの後にもう2,3匹もやって来るという
一生モノの経験ができました。ラッキーなことに動画撮影もあったため、ぜひともyoutubeも
ご覧ください。金姥までの石畳にはイワカガミやウスユキソウ、ミヤマキンバイやハクサン
イチゲなどお花の走りとなっていました。そしてその先にはまさに見頃を迎えたシラネアオ
イが数え切れないほど咲いていました。
装束場までの雪渓は悪いところもなくすんなり通過し、さわやかな晴天のもとのんびりお昼
ができました。昨年は苦労した箇所だったので年によってこうも違うものかとびっくりしま
した。ちなみに装束場の水たまりにあった卵塊はクロサンショウウオの卵のようです。クロ
サンショウウオもたくさんいたのですが、なぜかオコジョの時のような歓声はあがりません
でした。何はともあれ見どころ満載のトレッキングとなりました。来年もオコジョに会いた
いですね。