発酵食品のススメ
私の治療室には妊活中の女性が多く通っています。
妊活というと
子宮・卵巣
に注目しがちですが、実は
消化器(胃や腸)の元気がとっても大事なんです!
さて、腸内環境を左右するものといえば腸内細菌。その腸内細菌はお母さんから赤ちゃんへ受け継ぐことがわかっています。日本人の多くが【便秘】に悩まされていますが、【便秘】の状態は悪玉菌優位な腸内環境になっているため妊娠前から腸内環境を整えていかないと、赤ちゃんに良い腸内細菌を与えてあげられません。ましてや、免疫を作る細胞の70%は腸内に集中しており、免疫細胞を元気にするには腸内細菌の働きが欠かせません。腸が元気で体も元気、そんな関係性なのです。
腸内細菌たちは種類にして100〜1000種類以上あり、数にして1000兆個だそうです。わかりやすく例えると私たちの体重の1〜2キロ分に値する そうです。
驚き〜〜〜!!
腸内細菌たちのお家の腸は、「第二の脳」と呼ばれ、脳の次に神経が集まっている臓器であり、幸せホルモンのセロトニンの95%を作る工場にもなっています。腸が元気に働いていないと幸せを感じることが難しくなり、気持ちも落ち込みやすくなったりします。免疫だけでなく、心の健康にも腸内環境が大きく関係ということです。現に東洋医学でうつ病の治療をするときは、足にある胃のツボ【足三里】で治療したりします。東洋医学はずっとずっと昔から心と胃腸の関係性に気づいていたのですね。
妊活中は様々な気持ちの変化が起こりますね。タイミングや移植後に生理が来てしまい落ち込んだり、周りでおめでたい報告が続き悔しさが溢れたり…悲しくて涙が溢れたり、心が疲れてしまう方をたくさん診て来ました。そんな時に、気持ちを安定させる一つの方法が腸内環境を整えることなのではないでしょうか …??
腸さて腸内環境の大切さを少し紹介したのですが、この環境を良くするのに一番手っ取り早いのが
ズバリ….
発酵食品を食べることです。
そもそも発酵食品って何?というみなさん(私もです)調べてみました。
食品に微生物が加わり「発酵」という魔法が起こります。微生物はたくさんの栄養成分を作り出し、食品の中に閉じ込めてくれます。つまり、発酵することによって食品の栄養価が大幅にアップします。同じ大豆でも、ただの大豆と納豆では断然納豆のほうが栄養価が高くなります。Baby Book1 Luvtelli東京&new york より引用
発酵食品でまずみなさんの頭に思いつくのはやはり納豆ですよね。私も納豆は大好きで、毎日食べています。そんな中、実は日本はヨーグルト消費量が世界一なのです。WOW!!! 朝食にヨーグルトは食べやすいし、発酵食品でいいのですが、やはり日本人におすすめなのは日本の発酵食品。納豆です。納豆、ぜひ食べてください!
日本は納豆に始まり、醤油、味噌、漬物、鰹節など発酵食品大国と言われています。発酵食品が日々の生活に取り入れやすく、なじみのあるものばかりなので、ぜひ朝昼晩に何かしらの発酵食品を積極的にとってみてください。
ではここで、私のおすすめ発酵食品を紹介します。(私が買っているもの)
①黒豆納豆
これは最近教えてもらったのですが、黒豆を使った納豆です。黒豆って黒い食べ物なので東洋医学では「腎」に良く、積極的に食べると妊活にも良い優れものです。しかし、煮豆にしたりしてもせいぜい食べるのは10粒程度?しかし!!この黒豆納豆なら、専用のタレとワサビを混ぜてご飯にドドン!!ペロリと30粒くらいは食べれます。長野で売っているのは治療室の近くにあるSEIYUとTSURUYAに置いてあるそうです。(患者さん情報)
②麦こうじ味噌
こちらの麦こうじ味噌は、私の父がずっと取り寄せているもので私もこの味噌を一度食べたらあまりの美味しさに他の味噌を使えなくなりました。鹿児島の自家製の麦麹を通常で販売されている倍に増やし、塩分を抑え旨味と甘味を感じるお味噌です。この味噌で作ったお味噌汁は天下一品。どれだけ料理が苦手な人でも、この味噌汁は最高に美味しく作れます!!
注文は電話またはメールで受け付けています。注文して買うなんて少し面倒かもしれませんが、是非一度味わってみてください!
(ベビーシッターでお世話になった患者さんに一度プレゼントしたら、それから自分ても注文するくらい気に入ってくれました!!)
詳細はこちら↓
ということで2つの商品を紹介しましたが、私はまだ美味しい醤油に出会っていません…美味しく発酵された醤油をご存知の方がいらっしゃいましたら是非教えてください!
発酵食品で腸内イキイキ!!