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ZIPANG-7 TOKIO 2020江戸東京博物館 館外展示「隅田川-江戸時代の都市風景」

2023.06.09 05:35

令和5年7月7日(金)~8月6日(日)



東京都江戸東京博物館は、令和4年4月1日より、大規模改修工事実施のため長い休館期間に入りました。休館中の事業の一つとして、長年、博物館同士の交流を続けてきましたソウル歴史博物館と共同で、国際交流展「隅田川-江戸時代の都市風景」(令和4年9月~10月)を開催し、好評を博しました。


本展は上記の展覧会をコンパクトにまとめ、その魅力をより丁寧に紹介する企画です。江戸の人々にとって輸送の大動脈であると同時に、名所として深く愛され、親しまれてきた隅田川について、当館収蔵品を中心に紹介します。


また、このたびは会場となる千代田区の貴重な文化財のうち、紀伊国屋三谷家コレクションより、歌川広重(2代)や歌川豊国(3代)が手掛けた作品も合わせて展示します。


是非この機会に、都市江戸の象徴の一つである隅田川の多彩な世界をご堪能ください。


歌川国虎 「江戸両国橋夕涼大花火之図」 文化~天保頃(1804~1843)
東京都江戸東京博物館蔵


▶会期

令和5年7月7日(金)~8月6日(日) 

休館日:7月17日(月・祝)

※会期中展示替えはありません。

※展覧会の最新情報は江戸東京博物館ホームページをご確認ください。

▶観覧料 無料

▶主催等

主催:公益財団法人東京都歴史文化財団

東京都江戸東京博物館

後援:千代田区

▶会場  ※会場は江戸東京博物館とは異なりますので、ご注意ください。

千代田区立日比谷図書文化館 1階特別展示室(東京都千代田区日比谷公園1-4)

TEL:050-5541-8600(ハローダイヤル/全日9:00~20:00)

開室時間 ※曜日により開室時間が異なります。施設の開館時間と異なりますのでご注意ください。

(月~木)10:30~19:00、(金)10:30~20:00、

(土)10:30~18:30、(日)10:30~16:30 ※入室は閉室の30分前まで。

東京メトロ 丸の内線・日比谷線「霞ケ関駅」B2出口より徒歩3分

都営地下鉄 三田線「内幸町駅」A7出口より徒歩3分

東京メトロ 千代田線「霞ケ関駅」C4出口より徒歩3分

JR新橋駅 日比谷口より 徒歩10分

※駐車場・駐輪場はございません。公共交通機関をご利用下さい。

▶展示構成および主な資料


■プロローグ 隅田川にまつわる物語■

隅田川は、東京都の東部を流れ、東京湾に注ぐ川として、江戸時代には、千住大橋より下流を「隅田川」と呼び、浅草付近では「浅草川」や「宮戸川」、両国付近では「両国川」、そして下流では「大川」など、場所によってさまざまな呼び名で親しまれてきました。


このように、江戸市中を流れる最も大きな川であった隅田川は、江戸の人々にとって輸送の大動脈であると同時に、名所として、あるいは河岸域に江戸の名所を数多く抱えた川として深く愛されてきました。


プロローグではまず、隅田川に関わる3つの物語について紹介します。


■第1章 隅田川を眺める■

高い建物などなかった江戸時代、橋の上や舟から見晴らすと、遠景には富士山と筑波山を望み、近景には川岸の有名な社寺の建造物を眺めることができました。広々とした空間の隅田川を描いた絵画は、美しさだけではなく生活とより密接な名所が散見されるところもみどころといえるでしょう。

 

本章では隅田川の光景がどのような切り口で描かれているかについて紹介します。


鍬形蕙斎「江戸一目図屏風」(複製)文化6年(1809) 津山郷土博物館原所蔵


「隅田川風物図巻」(複製・部分) 影からくり絵 18世紀中頃 東京都江戸東京博物館蔵


「隅田川風物図巻」(複製・部分) 影からくり絵 18世紀中頃 裏面から光をあてた様子 東京都江戸東京博物館蔵


■第2章 隅田川の風物詩■


「江戸名所図屏風」 17世紀末頃 東京都江戸東京博物館蔵 


江戸の人々は、四季の移り変わりに心を寄せ、春の花見、夏の涼み船、秋の月見、紅葉狩り、冬の雪見といった行楽や、寺社の祭礼、雛祭り、七夕などの年中行事に親しんでいました。隅田川周辺の名所にも、季節感あふれる作例が見られます。


本章ではさまざまな季節を盛り込んだ隅田川の名所を描いた絵画を紹介します。


橋本貞秀 「東都両国ばし夏景色」 安政6年(1859) 東京都江戸東京博物館蔵


歌川国貞(3代豊国) 「東都両国橋川開繁栄図」 安政5年(1858)
千代田区教育委員会寄託


■エピローグ 都市東京の隅田川―江戸から東京へ■


(左)葛西虎次郎「東京名所 両国橋之夕色」明治43年(1910) 東京都江戸東京博物館蔵

(右)織田一磨 「隅田公園」 昭和5年(1930) 東京都江戸東京博物館蔵


江戸幕府が終焉を迎え、時代が明治に変わると、隅田川にも大きな変化が訪れました。そして、1923年(大正12)の関東大震災とその後の近代都市復興計画によって、隅田川には復興橋と呼ばれる橋が次々と架けられ、さらに、隅田川の景観そのものが大きく変わっていきました。


現在もなお隅田川に架かる復興橋のモダンな美しい姿は、東京風景を語る上で欠くことのできない存在となっています。



鎹八咫烏 記
伊勢「斎宮」明和町観光大使
石川県 いしかわ観光特使


協力(敬称略)

紅山子(こうざんし)


※画像並びに図表等は著作権の問題から、ダウンロード等は必ず許可を必要と致します。



アーカイブ リンク記事をご覧ください。


謂れは神事 "夏越のごはん" 


夏越しごはん4種


神社でお祓いをしたあとは「夏越(なごし)ごはん」を食べて暑い夏を元気に乗り切り健やかな一年の後半を過ごしましょう

「夏越(なごし)ごはん」とは、1年の前半最終日にあたる6月30日に全国の神社で行われる、1年の前半の罪や過ち、心身の穢れを祓い清め、残り半年間の無病息災を祈る神事「夏越の祓(なごしのはらえ)」に合わせた新たな行事食として、2015年より米穀機構が提唱するものです。

「夏越ごはん」で、暑い夏を乗り切る体力をつくり、1年の後半を新たな気持ちでスタートしましょう。


夏越の大祓 みわの茅の輪神事(大神神社)


大祓は6月晦日と12月大晦日の年2回行われ、半年の間についた罪・穢れを、身代わりとなる人形に託してお祓いし、清々しい心身に立ち返るための神事です。大祓は古代の律令に既に規定されており、由緒ある神事で、現在も全国の神社で執り行わています。

特に6月の大祓は夏越しの祓と呼ばれ、茅の輪くぐりが行われます。茅の輪の由来は蘇民将来という人が武塔神(むとうのかみ)の教えに従って、茅(ちがや)で作った輪を身につけたところ疫病からの災厄を免れた故事によるものです。神社では祈祷殿前に茅の輪を設置し、大祓の後で「みわの茅の輪神事」として古歌「水無月の 夏越しの祓 する人は 千歳の命 延ぶといふなり 」 を唱えながら神職・参列者全員が茅の輪をくぐります。

また、夏至の頃から7月第一週にかけて拝殿の前には三ツ鳥居の形に似せた「三輪の茅の輪」が設けられ、この期間に参拝者はこの茅の輪をくぐり、暑い季節の無病息災を祈ります。

(詳細は本文にて・・・) 


ZIPANG-3 TOKIO 2020 ~ 夏を乗り切る新習慣 ~  「6月30日は夏越(なごし)ごはんの日。」
https://tokyo2020-3.themedia.jp/posts/6387990



東京 向島百花園から眺める「名月」


江戸の町人文化が花開いた文化・文政期(1804~1830年)に造られた庭園。庭を造ったのは、それまで骨とう商を営んでいた佐原鞠塢。交遊のあった江戸の文人墨客の協力を得て、旗本、多賀氏の元屋敷跡である向島の地に、花の咲く草花鑑賞を中心とした「民営の花園」を造り、開園しました。

(詳細は本文にて・・・)


ZIPANG-6 TOKIO 2020ロウソクの明かりを灯し、中秋の名月を愛でる~向島百花園~
https://tokyo2020-6.themedia.jp/posts/36041820



五大絵師 葛飾北斎 富嶽三十六景


日本の伝統と先進が織りなす、新感覚デジタルアート展

本展は、日本の伝統美術をデジタル技術と映像演出で新たな魅力発見につなげることをミッションとしたプロジェクト「ART-JAPANESQUE DIGITAL WORLD」の第一弾企画である。


弘前 ねぷたまつり


当Webサイト特別編 ~北斎と ねぷた絵~ 

ねぷた絵の素材として見た際の北斎と歌川派の違い

ねぷた絵の素材として見た場合の北斎や歌川派などの違いは、私見では、「北斎は弘前ねぷた絵が引継ぎ、歌川派は青森ねぶたに立体的に蘇ったのではないか」と考えている。

ねぷた絵師  川村 岩山

(詳細は本文にて・・・) 


ZIPANG-5 TOKIO 2020古今折衷 巨大映像で迫る五大絵師 −北斎・広重・宗達・光琳・若冲の世界−デジタルアート展開催のご案内!
https://tokyo2020-5.themedia.jp/posts/17502476



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ZIPANG-7 TOKIO 2020 (VOL-7)
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