IVF治療総数 2010年と2015年を比較, 考察追記
2018.06.25 11:18
日本婦人科学会が集計を取っているデータをもとに、2010年と2015年のIVF治療総数の比較を行いました。公になっている数字を一つづつ入力し直し、今回のグラフを作成しています。こんな比較をした人はいないんじゃないかな。
⚫️ 治療総数:約1.7倍増加した
⚫️ 治療数のピーク:39歳(2010年)から40歳(2015年)へと、1歳高齢化した
⚫️ 生産率:2010年に比べ2015年度の方が、生産率が若干高い(43歳まで)。
44歳以降では生産率は同等だった。
⚫️ 流産率:2010年度と2015年度は同等だった。年齢が向上するにつれて流産率が増加した。
つまり、近年の技術革新により、43歳までは生産率が向上しているが、44歳以降では生産率は変わっていない。
考察
⚫️ 患者が増加した原因は、インターネットなどのメディアの普及により体外受精への抵抗感が少なくなったことや、土日に診療するなど受診しやすい病院が増えたことが考えられる。
⚫️ 生産率が妊娠率が向上した理由に、凍結技術や培養機器(インキュベーター)などの向上が挙げらる。
⚫️ 45歳以上で出産している方は毎年少なからずいる。しかし、その背景をよく考えなければならない。
⚫️ 自身の卵子を使った場合、加齢に伴う流産率の増加を食い止める方法はない。原因は卵巣や卵子の老化による、減数分裂時の染色体不分離が指摘されている。