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マヤ

ヒューマノイドロボット『RYUJI』mission 7-⑬

2018.06.25 23:00

「あ…恭介」




隆二が窓に張り付いていると、また扉が開いて中からRYUJIが顔を出した。




「なんか伝えることはねぇか?」




「え?」




「代わりに言ってやるよ」




「おれ、入っちゃダメ?」




「関係者以外立ち入り禁止って書いてあるだろーが」




隆二は何か言いかけたがやめて恭介を見て言った。




「愛してるって伝えて…」




「roger」




RYUJIはくわえていた爪楊枝を取って上着のポケットに入れた。




扉を閉めると恭介のそばに腰掛け、耳元で甘く囁いた。




「恭介…愛してるよ」




まだ麻酔が効いているのか、恭介は薄く目を開けて隆二を見つめ、微かに笑みを浮かべた。




「恭介…」




隆二はガラスに拳をつけて、キュッと唇を噛み締めた。




RYUJIはICUを出て隆二に伝えた。




「お前だと思って安心したんだろ」




「また眠ったよ」




to be continued…