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無職中年、冒険の書

DAY65 異国の都会の片隅で⑧ バルセロナ2

2018.06.25 17:54

日本を離れて2ヶ月ちょっと、長い長い夏休みではあるが、カミーノが終わってからも連日炎天下を平均10km近く歩いているので休みと言えども疲れは溜まる。



ので、今日はあんまり歩きたくないなとサグラダファミリア一本に。


おととい外から見ただけでもそうだったが、中に入ってみると完成への進捗は相当進んでいる。

完成が待ち遠しいなあ。

そしたらまた来なきゃなあ。

さて2日前、最初にサグラダファミリアを目の前にした日と感動は比べるべくもないという自分の感性の鈍りを懸念していたが、中に入ってみてもやはり同じことを思う。


逆に言えば前回気づかなかったような細かいところまで目を向けることはできるのだけれど、あの、全身に鳥肌が立って思わず立ち尽くした感動は蘇ってこない。


寂しいなあ。


でも今は、これまで見てきた古い大聖堂の様式と比較しながら見る目が付いているので、凹むのはやめて学習モード。


キリスト教に触れないまま、つまり教会というものをちゃんとみたことのないままサグラダファミリアを見た4年前は、比較ができないから「すごいのはわかるけど何がすごいかはわからない=あらまあなんだかきれい状態」だったが、いくつもカテドラルを見てきた今、ガウディの設計は奇抜に思われがちだけれどベーシックな大聖堂の設計を全く外していないことに気づき改めて驚く。

その上で自然の摂理との融合が果たされているんだ、と。


つまり奇抜どころか、全くの王道を行くものであったのです。

ガウディは設計図をちゃんと作らずミニチュアの立体モデルを作り建築の指示を出したと。

その当時の手法が最初の写真、重力を利用し逆さまに設計する方法。


2枚目3枚目、今は3Dプリンタがあるから劇的に建築速度が進んだんですと。


技術ってすごいね。



さて、サグラダファミリアに行くんだよ、という方、よかったらその前にぜひいくつか教会(バルセロナだけでも大聖堂含めいくつもあります)を見てから行くと、ますます理解が深まることでしょう。


また、この2ヶ月教会に出入りして宗教画もいくつも見たので聖書における有名なシーンは大体覚えました。

すると、生誕の門、受難の門ともに彫刻が何のシーンなのかわかるようになります。

もちろんガイドブックを持っていれば説明書きはありますが、わかると楽しいですよ。

例えば子供向けの簡単な聖書マンガなども予備知識としておすすめです。


こうやって別な角度で楽しむのもいいことでしょう。

過去の自分は取り戻せませんから、現在を大きく変えていこうと思います。



とそんなことを考えていたら、急に、何故自分が仕事を辞めようと思ったのかを反芻していました。


辛いことを耐えて頑張ること=美徳

楽しく働く=楽をしている=悪徳

この概念は皆さんどこかにあると思います。

僕も未だにきっと残っています。


誰も得しないし、誰も望んでいないのになぜかこれが日本の社会通念です。


この通念のループのようなものから逃げ出したかったのでしょうね。


現在の自分を変えていくなら。

楽なんてするつもりはないから、必死こいて楽しく働いていこうと思います。


とまあ、なぜかこんな観光地で人生を考えた日でした。

そりゃそうです。

観光地である前に、教会ですから。


<今日のワンポイント経験値>

・上記、サグラダファミリアを楽しむための予習にて


<今日の支出>

・食費 17€

・宿泊 40€

・観光 15€

・土産 14€

・交通費 10€(地下鉄10回券)

合計 96€


<今日の1曲>

燃えろバルセロナ / 日出郎