チャンスの女神は前髪しかない
2018.06.26 01:16
発端はレオナルド・ダ・ヴィンチの言葉
・ローマ神話の「運命、幸運の女神」フォルトゥナ(Fortuna)
とギリシア神話の「運、繁栄、財産」を司るテュケー(Tyche)
は同一視され、まとめて「幸運の女神」となる。
次にギリシャ神話のカイロス。
カイロスは「チャンス、時間」を司る神であり、またこのカイロスは前髪しかない。
そして肩と足に翼があり素早い。
一瞬で過ぎ去っていくチャンス(カイロス)を掴むには前髪を掴むしかなく、
後ろ髪が無いので過ぎ去った跡では掴むことはできないという。
しかし、何故チャンスの「女神」なのか。
ダヴィンチが「幸運」と「チャンス」を混合させ考えたため、この言葉ができたという。
つまり「チャンスの女神は前髪しかない」という言葉には3人の神様からできた言葉であり、
各々「女神」「能力」「髪型」をピックアップしたのだ。
また元からフォルトゥナも前髪しかないぞという話と、元は普通の髪型だけど、カイロスと混同されてから髪型変わったよという話があり、これはダヴィンチが生きていた時代(1452~1519)より前か後で変わるとは思うが、あまり資料が無い。