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多様性。

2016.01.11 07:04


某スーパーで、寿司を作るバイトをしているので、

家にいてもふっと酢飯の匂いがしたりする。

それは単に記憶が滲み出して脳内で再生された匂いだと思う。

スーパーの寿司は、機械が作った飯玉にチューブのワサビを絞り

解凍した寿司用に加工された刺身を乗せて

少し握って並べていく。

忙しければ、飯玉はダンボールに入って業者から届く。

食べ物を作っているというよりも、

何か商品をパッケージングしていっているようではある。

慣れてくると特に。

あらゆるところが一定の仕組みで動いているのかと思えるけれど

細かいルールがひとりひとりあって、

どんなところにでも、差別化って出てくるもんなんだなぁ〜

などと思ったりする。

品質的にはマニュアルというものが存在するけれど

そのマニュアルに沿って、作るのは、多種多様な人間で

そこまでは管理しきれない。

食べ物は、機械製品よりも、作る人のバイブレーションが乗りやすそう。それが手袋越しの作業でも。

あんなに均一に並んでいるスーパーの食品でも

きっと毎日味が違うんじゃないのかなーと思う。

測りきれない、マニュアル化の隙間に潜んでいる何かが

味を変えるような気がする。

はじめ、ルールだらけの世界に馴染めるかな、と思ったけれど

そのルールを疑わず、仕事に意義とコダワリを見出して

それを生き甲斐にしたら

10年とか続けられるのかもな〜


均一品質大量生産、という世界は、つまらないし

その背景を気にしてしまうと、ざわざわするんだけど

なんだかんだと、そこにお世話になってたりもする。

その矛盾をかみしめつつ、あと数日通うのである。