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マヤ

『W旦那+(プラス)』 the "no" phase25 三代目妄想劇場ショートストーリー

2018.06.27 00:00

サッカーボールを手で操りながら、臣はベッドルームで寝そべり隆二を待っている。




子供部屋に行ってから30分ほど経つが戻ってこない。




臣は起き上がり、ベッドサイドに置いてあったビールを一口飲んだ。




「おっせーな、風呂入ったのか?」




痺れを切らして、子供部屋をのぞいて見た。




柔らかな間接照明の中、ふかふかのベッドで隆臣がスヤスヤ眠っている。




隆臣を囲むようにハムスターやアンパンマン、車のオモチャが置いてある。




壁を見ると、薄汚れてきたパンダリュックが掛けてあった。




「おやすみ…」




臣は笑って静かにドアを閉めた。




つづく