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グチの話、さなぎの話

2023.06.12 07:01

6月11日(日)近隣センターこもれびにてお茶っこ会を開催しました。今回は、皆さん最後まで参加されて、たっぷり、でもあっという間のお喋りを堪能しました。


おしゃべりの中身は、お子さん対応の大変な日々への想い。グチとも言えるけど、グチにも種類があると思うのです。

誰かや何かを悪者にして、それさえなくなれば!そこさえどうにかなれば!誰かどうにかしてよ!と不満を募らせること。そんなグチはいくら言っても不満が増大して親子してツライまま。

それよりも、

日々起こる色んなことを誰かと話して一緒に笑い飛ばしたい。

同じように現在大変な人もいて、過去に大変だった人もいて、だよねー!あるあるー!ほんっと大変だよねー!うちも大変だったけどこうなったよー!と、今回もなぜか笑いの絶えない時間でした。

いや、冷静に聴くと皆さん本当に大変だと思うんですよ。人に話すとあり得なさすぎて笑い話にするしかない、みたいな。でも「あ、ネタが出来た(笑)」「みんなに話しちゃお(笑)」くらいに思えると、ちょっと心が軽くなる。

軽くなった心で、子どもにもフワッと寄り添える。

変えることが必要なことをしなやかに変える勇気も出てくる。そんなグチがいいよね。


さなぎの話も印象的でした。

よく、不登校はさなぎの時期と言われることがあります。でもそれはただ“羽ばたく前のじっとしている時期”というだけではないという話になりました。

さなぎの時期を経て蝶になる。決してさなぎの前のイモムシに戻るのではない。

学校に行っていた過去の我が子に戻るのではなく、新しい自分になるための成長の通過点ということ。

さなぎって、

じっとして動かないけれど、厚い殻の中では体の中身をすごい勢いで作り替えている。

ドロドロのクリーム状にまでなる。でもちゃんと体を組み替えているので、

それを突っついたりすると、本来の姿になり損ねる。

めちゃくちゃ不登校対応に重なりますね!

突っついたりしない。黙って聴く!の話にも繋がりました。

特に思春期の子どもたちは、感情も複雑だし、プライドもあるとか喋ってくれないとか、色々難しい。

手応えがないと、親って自覚してる以上に突っついちゃってる。言っちゃってる。

そこをちょっと堪えて黙って聴く。自分と向き合っている大事な時間と思って見守る。

そこを実践していい親子関係が築けているという話も聞けて、みんなでほぉ〜と納得しました。(S)