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Anri Tachibana

恐怖の紅葉饅頭

2018.06.27 13:45

今日も一日暑かったですね〜。


こんな日は、私の恐怖体験でも書こうかな。




そぅ、あれは私が小学校一年生のときのお話…。五歳年上で、当時六年生だった兄が修学旅行で広島へ行き、お土産で紅葉饅頭を買ってきてくれた。


手のひらサイズの可愛い可愛い紅葉饅頭。


私は、カスタード味をチョイス。


当時の私は、食べ盛りの兄二人にいつも食べ物を横取りされて、食への執着が半端なかったのです。

ポッキーをシェアしなさいと言われ、私が必死で自分の分を確保しても、気づけば私の手に持ってたハズのポッキーが兄の口の中に入っている…なんてことは日常茶飯事。


私は兄からもらった紅葉饅頭を死守し、絶対に一人で一個全部食べるのだと心に決め、勉強机の中に紅葉饅頭を隠し、頃合いを見ていました。


そして季節は流れ、兄から紅葉饅頭をもらってから三ヶ月の月日が流れたある日…私はようやく一人きりになれ、紅葉饅頭を食べようと引き出しを開けたら…


私は引き出しの紅葉饅頭を見つけて激怒したのです!

「私のカスタード味、抹茶とすり替えたん誰よ!!」と。


そう、私の大事に大事ににしていた紅葉饅頭はカビが生え緑色に変色していたのです…。



ヒェエエエエエエエエエエエエエ!!



以上、恐怖の紅葉饅頭でした。





ちなみにその後母に、

「あたしの紅葉饅頭カスタード味やったのに抹茶になってる!」

と怒りをぶつけたら、

「え?それなに?え?お兄ちゃんのお土産?!いつのよそれ!そんなん食べたらあかんよ!」

と強奪され…。

母に食べ物はすぐ食べないと腐ると聞かされ、悲しくて、悔しくて号泣。

近年稀にみる号泣。

寝る前も紅葉饅頭のことを思い出し、悔し泣き。

何より、超絶ブラコンだった私は、兄が買ってきてくれたお土産を食べれなかっということに後悔の念が消えませんでしたね…。


なんでも大切にとっときゃいーってもんでもないんだなって悟りました。


おしまい