【酵素ローディングで美肌効果も】岩下の新生姜と鶏ササミの薬味たっぷり冷やしそば
筋肉・身体強化、脳活性化、腸内環境、ストレス対策、ダイエット・美肌、すべてに効く、低カロリー・高たんぱく・酵素と食物繊維たっぷりで、ボリュームのある冷やしそば。
冷房の効いた環境で長時間過ごす方、暑い場所で過ごす方、「ストレスが多いな...」という方、トレーニングや運動の後、(そばアレルギーのない)どんな状況の方にも召し上がって頂きたい身体と心を整えるひと品です。
|材料
2人分
鶏のささみ ... 100g(4本)
※ ささみに塩(重量に対して1.5%)をまぶし、冷蔵庫で一晩マリネ。
きゅうり ... 20g(1/8本)
岩下の新生姜 ... 15g
岩下の新生姜のつけ汁 ... 30g
みょうが ... 28g(中・2個)
大根おろし ... 50g(おろした汁はつゆに入れる)
そば(乾麺) ... 180g
そばのつゆ ... 300ml
エクストラバージンオリーブオイル ... 8g(お好みで)
|作り方
【みょうがのピクルス】
1. みょうがを大きさにより、1/2か1/4にカットする。
2. 1.のみょうがを10秒くらいゆでる。
3. 2.の粗熱が取れたら、容器に移し、岩下の新生姜のつけ汁(分量外)でひたひたにし、半日から一日冷蔵庫でマリネする。
1. テフロンのフライパンに鶏のささみを置き、蓋をする。ごく弱火で時々返しながら10分を目安に加熱する。火を止め、5分放置し、ささみを休ませる。取り出して、粗熱がとれたら、ほぐす。冷蔵庫で冷やす。
2. きゅうりと岩下の新生姜を細切りにし、ボールに入れる。岩下の新生姜のつけ汁を加え、混ぜ、冷蔵庫に入れておく。
3. 大根おろしを作り、おろし汁は大き目のボールに移す。めんつゆもこのボールに加える。
4. そばをゆで、冷やし、しっかり水を切り、3.のボールに入れて混ぜる。
5. 器に具材を盛り付ける。お好みでエクストラバージンオリーブオイルをまわしかける。
|食材について
みょうが
みょうがには香り成分「αピネン」が含まれています。
「αピネン」はヒノキと同じ香り成分で、気持ちをリラックスさせたり、集中力を上げたりする効能が認められています。また、食欲増進、消化、発汗作用、高血圧の予防や改善を促す働きなどもあります。
生姜
生姜に含まれる「マンガン」は代謝や抗酸化作用に関わる酵素の構成成分。
また、「ジンゲロール」が豊富。「ジンゲロール」は、生の生姜のスパイシーな辛味成分のひとつ。血管を拡張させて血の巡りをよくし、代謝アップ効果があります。
食物繊維も豊富なので、腸内で細菌群のエサとなり、腸内環境を良くしてくれます。
きゅうり
豊富な水分と「カリウム」が利尿作用を促し、体内の熱の放出を促します。暑い時、身体のほてりを抑え、のぼせの予防が期待できます。また、「カリウム」には体内の余分な塩分の排出を促す作用があります。
最新の研究では、脂肪分解酵素「ホスホリパーゼ」が含まれていることが発表され、ダイエット食品としても注目されています。
大根
大根は、暑い時には体温を下げ、寒い時には体温を上げてくれる食品です
。つまり、体温を外気温に応じて一定に保つ作用がある食品だと考えられています。
「ビタミンC」が豊富。免疫力を高め、コラーゲンや筋肉の生成を促します。また、「ビタミンC」は、ストレスを感じると分泌される副腎皮質ホルモン「コルチゾール」が生成される時に大量に消費されるので、うつ、倦怠感、疲労感対策に有効です。美肌効果も期待できます。
大根は酵素が豊富な食品です。「アミラーゼ」「ジアスターゼ」がでんぷんの分解や食物の消化を助け、大根の辛味成分「イソチオシアネート」が胃液の分泌を促すので、胃腸の調子を整えてくれます。
「プロテアーゼ」はたんぱく質を分解し、「リパーゼ」は脂肪を分解する効果があるので、効率の良い筋肉やコラーゲンの生成、ダイエット効果が期待できます。
これらの酵素は、48℃~53℃で壊れてしまうので、生で食べるのが効果的です。
鶏ささみ
最新の研究では、疲労回復物質「イミダペプチド」が豊富に含まれていることが注目されています。運動したり、長時間集中すると活性酸素が発生し、細胞にダメージを与え、身体や脳を疲弊させます。「イミダペプチド」は、活性酸素を抑えて細胞のダメージを防ぐ効果があるとされています。加熱に強く安定的なので、蒸す、ゆでる、焼く、お好みの調理法を選べます。水溶性なので、蒸す、ゆでるといった料理の時は、スープも飲むのがおすすめです。
いまのところ、「イミダペプチド」を効果的に摂れる食品は鶏胸とささみだけだそう。
牛肉や豚肉の数倍の含有率の「ビタミンA」は、皮膚や粘膜の健康を保つ作用があるので、肌荒れや乾燥対策に役立ちます。
そば
「ルチン」が豊富で、アンチエイジングに重要な抗酸化作用があると言われています。また、筋肉やコラーゲンの生成に欠かせない「ビタミンC」を助ける働きがあります。
必須アミノ酸の一種「リジン」は脂肪燃焼効果があると言われています。
たんぱく質が非常に豊富で、100g中のそばのたんぱく質は12mg。穀物で比較すると、米が6.1mg、小麦が8.8mgなので、その多さが分かります。
そばのたんぱく質はとてもバランスよく必須アミノ酸を含んでいます。アミノ酸スコアを比較すると、そばが92、米が67、小麦が37。
そばは品質の高いたんぱく質を多く含み、「ビタミンB群」や「ミネラル」が多いスーパーフードと言えます。
|脳への効果
マウス実験では、みょうがに含まれる香り成分「αピネン」を嗅いだマウスの海馬では、BDNF(脳由来神経栄養因子)の遺伝子発現レベルが上昇。NGFR(神経成長因子)やBDNFは、神経の成長・維持に重要な役割を果たしています。その発現はストレスによって低下するため神経細胞死が起きるといわれています。つまり、みょうがを食べることにより、脳内で新たな神経細胞が生まれ、特に、記憶を司る海馬に刺激を与え、脳を活性化することが期待できるのです。
また、大根やきゅうりの「ビタミンC」は、ストレスがかかると分泌される副腎皮質ホルモン「コルチゾール」が生成される時に大量に消費されるので、普段から摂ることで、うつ、倦怠感、疲労感対策に有効です。
|腸への効果
岩下の新生姜、大根、きゅうり、そばの豊富な食物繊維が、腸内細菌のエサとなり、良い環境へと導きます。
大根の酵素群が胃腸の働きを整えます。
腸内環境と脳とは密接な結びつきがあるので、腸内環境を良くすることはストレスやうつ対策、集中力を上げるといった効果が期待されます。
|筋肉への効果
そばと鶏ささみの豊富なたんぱく質が筋肉のもととなり、大根やきゅうりに含まれる「ビタミンC」が効率良い筋肉の生成をうながします。今回の料理の組み合わせで特筆すべきは、たんぱく質が28.5g含まれていること。
ささみの「イミダペプチド」は、スタミナ増強を期待できます。
|栄養素
エネルギー:518kcal
たんぱく質:28.5g
脂質:10.8g
炭水化物:75.4g
エクストラバージンオリーブオイルを除いた場合
エネルギー:444kcal
たんぱく質:28.5g
脂質:2.8g
炭水化物:75.4g
1人分。文部科学省作成の「日本食品標準成分表2015年版(七訂)」に基づいた栄養成分表です。
僕は岩下の新生姜が大好きで、そのまま食べたり、色々とアレンジして楽しんでいます。
今回のみょうがのピクルスもそうですが、つけ汁をうまく使うのがポイント。
今後も、岩下の新生姜を使った料理をご紹介していきたいと思います。