ナンキンムシ Bed bug
2018/6/30
先人の皆様方のブログには、アルベルゲのベッドのマットや毛布に住み着いている南京虫(ナンキン虫、トコジラミ、Bed bug、Chinche)の被害にあったと書かれていることがある。
一般的に言われている南京虫の性質は
・大きさはてんとう虫ぐらい
・昼間は、ベットやシーツ、枕などの隙間に隠れている
・木材の隙間にも隠れている
・夜間に活動する
・白い生地は嫌い
・生存に適した環境は、風通しや日当たりが悪く、湿度が高いところ
・カメムシの仲間
被害に合わないような対策は
アルベルゲには宿泊せず、★のついたホテルに宿泊する
費用の面を考えると毎日ホテルを利用するとはいかない。
また、小さな町だとホテルが無い場合もある。
それに、宿泊者が南京虫を持ち込むこともあるので、ホテルだからと言って安心はできない。
日当たりや風通しが良い部屋を選ぶ
アルベルゲによっては、先着順にベットが選べるところもあるが、場所を指定されることが多い。
宿泊をする前に、部屋を見せてもらって宿泊するか否かを判断すべきだろう。
今回は、事前にネットで情報収集して厳選し、宿を決めた。
金属パイプのベットを使う
木材と金属パイプのベットがあれば、金属パイプのベットを選ぶ。
南京虫の存在を確認する
ベッドが決まったら、荷物を背負ったまま、もしくは荷物を安全な場所に置く。
マットをずらして南京虫の痕跡を確認する。
茶色や赤黒い小さな染みがあるば、南京虫がつぶれた跡だ。
アルベルゲで配られたシーツや枕カバーを使う
持参したレジャーシートを使う
持参したシーツや枕カバーを使う
マットやマットの下から這い出してくる南京虫の侵入を防ぐ。
レジャーシートは100均の表面がツルツルしたものを使って、生地の表面を這ってくる南京虫を防ぐそうだ。
対策として一番多く用いられているのが、虫が嫌う薬剤を溶かし込んだ「COCOON コクーン/インセクトシールド シルクトラベルシーツ」だ。
2017年は、入手困難だったが、この2018年春から販売再開となっていたので購入した。
この製品は枕カバーも兼用で、非常に軽量・コンパクトな点がおすすめなところだ。
ただ、いかんせん高価なことろが難点だ。
シーツや枕カバーを取り付ける前や寝る前にスプレーを噴霧して駆除剤を播く
マット・枕やマットの下にいる南京虫を駆除もしくは嫌い匂いにする。
その種類は、
・南京虫対策ハーブ
・効果が高いディート(DEET)入りの虫除けスプレー
・ダニ回避洗剤
などがあるが、適用害虫が「トコジラミ(ナンキンムシ)」と限定すると適合商品は少ない。
今回の巡礼では効能がはっきりしている虫除けスプレー(サラテクトミストリッチリッチ30)を使用した。
DEETの配合率は、海外では50%のものもあるらしいが、国内では高濃度は30%までか?
「12歳未満のお子様にはご使用になれません」と書いてあるぐらいだから、その毒性は強いものだろう。
今回は、危なそうな時だけ、寝る前に手首や腕、首まわりにスプレーして予防した。
出発する前に無印良品の30mLの小分けボトルスプレータイプに入れ替えて持っていった。
フランスの宿について確認すると、液漏れで量が減った。
幸い小さいジップロックの袋に入れていたので、他の荷物を汚すことは無かった。
飛行機内の気圧変化で、中から染み出してきたのだろう。
次回は、まずは小分けボトルキャップタイプに入れてもっていく。
現地でスプレーボトルに入れ替えることにする。
アルベルゲの毛布を使わず、持参したシュラフで寝る
南京虫がいるかもしれない物は最初から使わない。
荷物は床に置かない
南京虫が出そうな宿では、衣類は圧縮袋に入れ密閉する。
それをザックに入れ、レインカバーを付けて、ベットから離して置く。
今回の巡礼では、ザックに無印良品のS字フック(大)をつけて、ザックごとベットに吊るした。
肌を出さない
寝袋をしっかり締めて寝る。
危ない場合は、夜中に手が寝袋の外にでることがあるので長袖シャツを着用する。
刺された時の塗り薬
南京虫に、一度噛まれると痛みが数日から数週間続くそうだ。
ムヒでは効かないとのこと。
いろいろ調べてステロイドは使いたくないが短期間と割り切り薬局へ。
結局、薬剤師に「ムヒアルファEX」と同じ効果効能だと進めれた「プレアデスPCジェル」を購入。
薬局や病院に行く
最悪の場合、薬局や病院に行くことも想定し、「聖なるヒーリング旅」さんの薬名や症状を説明できるスペイン語のところを、スマホにメモした。
今回の巡礼中、あるアルベルゲで、2つとなりのベットで南京虫の死骸らしき物が見つかった。
そのベットは、すぐにシーツと枕の交換、、マットやベットの確認して対処された。
自分のベットまで移動している個体もいるかもしれないので、再確認して上の対処策を講じた。
幸いその後、なにもなかった。
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