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ウクライナ

2023.05.17 05:16

学内でウクライナの写真展がありました。

アンナのホロドモール

1932,33年 ソビエトの食料取り上げでウクライナで200万人以上が餓死した惨劇ホロドモール。アンナさんはそんなホロドモールの生存者の一人。97歳。

彼女の親せきはホロドモールの最中に誘拐され、殺されて食べられてしまった。武器のない殺人だった。

と、この写真の説明に書かれています。人が人を食べる?って、それを経験した人が生きてるって、そんな前のことでないなんて衝撃でした。

ホロドモールを調べた内容は、吐き気のするもので、でも、自分のおばあちゃんくらいの時にそういうことが起こっていたって信じられません。

ウクライナの人が、ロシアに勝たなければ意味がないと言っているのを平和ボケしている私たちは、仕返しでなく、他に解決する方法はないのか、みんなで仲良くなんて言う人もいるけど、そうは絶対できない人の気持ちもある。


クレ・カオル氏プロフィール

香港出身、英インペリアル・カレッジ・ロンドン遺伝子情報学系修士課程卒。2019年の香港民主化運動をきっかけに趣味の写真を仕事に変え、ジャーナリストとなる。香港紙・リンゴ日報(21年廃刊)において、20年、民主化運動に揺れたベラルーシからの現地情報を投稿し、東ヨーロッパと出会う。21年、香港の政治情勢悪化によりイギリスへ移住。22年、ロシア軍集結で緊張するウクライナへ渡航し、以来、現地での取材を続けている。

2022年2月24日始まったロシアによるウクライナ侵攻から1年3か月経ちました。世の中では多くの出来事が起こり、ウクライナの戦争は収束が見えないまま、メディアから少しずつ消えつつあります。世界にとって数ある大事件の一つでしかなくても、ウクライナ人にとっては、毎日の生活が自分たちの存在をかけた戦いです。戦争は美しくない、見ていられないから、つい「平和」という名目で「早くやめてほしい」と、抗戦をやめさせようという言論も目立ちますが、果たして「平和」とはどんなものなのか、ウクライナというレンズを通して考えてみてほしい。美しくない戦争にも、美しいものはちゃんとある。それを守るのが、ウクライナの「平和」ではないでしょうか。