ワールドカップ 日本代表がラウンド16進出で思う事
今日のアンジュ
こんにちは、 通関士の村田 博史です。
だいぶとブログから離れていましたが
どうしてもサッカー好きのわたしとしては書き残しておきたいことが
ありましたので。
6月15日からロシアで開催されているワールドカップ
熱戦が連日放送されていて、わたしが今まで観たなかで最高にドラマチックで面白い大会に
なっています。
VARというビデオ判定が今大会で初めて導入されて、審判の判定に誤審が起こらないよう
「試合を止めて」検証していますが、これ今までに考えられなかったことなのです。
それはサッカーの試合を審判が止めることは、タブーだとされていた感があったからです。
今回、日本代表がHグループでの善戦のなかで、第3戦 vs ポーランドで起きた衝撃な事件に
フォーカスしたいと思います。
日本代表を率いるのは西野 朗監督で、前監督のハリルホジッチさんの解任から本大会まで
2カ月しかないなかで監督を就任されていて、時間が無い中での重要な役目を背負うことは
かなりの重圧があるものと思います。
西野監督が第3戦の vs ポーランドで引き分けでグループリーグを突破出来る状況にも関わらず
試合終了まで残り10分以上もあるなか 0-1で負けている展開で同点に追いつこうと攻撃をせず、
チームにこのままの状態をキープして「負けてもいいような」指示をしたことに衝撃を受けました。
日本代表は試合終了まで自陣でボールを回して、負けているにも関わらず闘うのをやめて
ポーランドとの試合に敗れました。
負けている展開で時間稼ぎをするなんて、信じられないし有り得ないことです。
しかし、0-1で敗戦したことで順位決定の7番目の条件であるフェアプレーポイントの僅差で
グループ2位に踏みとどまることが出来て、ラウンド16進出を決めたのです。
西野監督は試合後の記者会見で「不本意な決断だった、後悔はある」と説明していましたが
このネガティブな判断が日本のマスコミや世界の報道機関から痛烈にバッシングされています。
スポーツマンシップに欠けたアンフェアな作戦だったとの記事も読みました。
わたしの感想は目の前にいるチームに全力で闘い、そして勝利を目指すことで得るものが大きいと
思っていますので西野監督が指示したネガティブな判断には今も否定的です。
正々堂々と戦わないのはワールドカップを世界中の人たちが観ているなかで
消極的で恥ずかしい作戦だったし、有り得ないことのようにも思います。
しかし、西野監督が不本意な決断をしたことで達成出来たラウンド16への進出。
結果的に目標をクリアしたのです。
ひとつの場面を切り取れば卑怯でスポーツマンシップに反した作戦だったと思っています。
だけど、結果を求められる状況において追い込まれたときに決断した判断。
その判断をアンフェアだと責めるのは無責任な立場だからこそ なのかもしれません。
サッカーの審判も「試合を止めて」状況を検証する時代に変ってきています。
自分の考えを押し付けるだけではなく、物事を結果から検証する重要性を再認識させられました。
「過去はこうしたから」「このようにあるべき」 悩んだときにこれらを選択しがちですが
結果を最優先に判断することも大事だと考えさせられた西野監督の作戦でした。
何事においても結果だけが全てだとは思いません。
だけど、そこに到達する過程も結果が残ってこそ ですからね。
結果が残らないと過程も評価されず、積み上がらないことがたくさんあるように思います。
結果にこだわる考え方、勉強になります。
わたしが西野監督の立場だったら、同じことが出来たかな??
それでは、また