スッとした背筋を目指そう! お腹を伸ばして歩く、簡単で効果的な体幹トレーニングのススメ!
ミドル&シニア女性の皆さん、年齢と共に猫背や巻き肩など、老け姿勢が気になってませんか?
姿勢が前屈みになる大きな原因は、体幹の筋力が低下して、姿勢を維持するのが困難になってくるから!
そこで今回は、スッとした背筋を保つ、簡単で効果的な体幹トレーニングをご紹介させていただきますね!
体幹トレーニング = 腹筋運動というだけではありません!
さて皆さん、体幹トレーニングというと、どんな運動を思い浮かべますか?
「体幹の強化 = 腹筋運動」って感じでしょうか?
間違いではありませんが、腹筋の強化だけが体幹トレーニングではありません!
もう一つ重要なトレーニング要素は、“重心とバランスのコントロール” です。
腹筋は「背骨を立たせて保つ」のが大きな役割です!
腹筋は、剣状突起(鳩尾・肋骨が左右に分れる辺り)から恥骨(股間にある一番下の骨)まである、非常に大きな筋肉です。
- おおよそ鳩尾辺りを「上腹部」、
- 臍周りを「中腹部」、
- その下を「下腹部」と称します。
では通常よく行われている、“上半身を起こしてくる腹筋運動” は、主に “上腹部” のトレーニングとなり、下腹部に作用するのは、“脚を持ち上げる動作” になります。
そして元来、腹筋は抗重力筋といって、重力に逆らって身体を支えるべき筋肉です。
ですから立った状態で、腹筋全体を真っ直ぐに伸ばすだけで、 身体を支える働きのため筋肉に自然と力が入ります。
逆に猫背のように腹や背を丸めると、骨盤や背骨に筋肉が寄りかかるような状態になり力が抜けてしまいます。
体幹ウォーキングで、スッとした背筋を作りましょう!
まず、立って腹部全体を伸ばしてみましょう!
これだけで腹筋全体が緊張し力が入ります。
この時に意識したいのは、鳩尾の一番上から股間までを真っ直ぐ一直線上にすること!(胸を張るというよりは、お腹を伸ばすという感じです!)
こうすることで、重心は自然と腹部と臀部に集まり、体幹に軸が生まれます。
そして、歩く時に脚をを前に出すという動作は、体幹に対して脚を持ち上げるているのと同じことになります。
ですからこれだけでも、下腹部へのトレーニング効果が得られることになります。
また、歩くという動作は重心を移動し立位のバランスを保つ(コントロールする)動作の連続です。
体幹の姿勢を維持しながら歩くには、連動する補助筋群(インナーマッスル)の積極的な活動を必要とします。
つまり良い姿勢で歩くだけで、立派に体幹トレーニングの要素を満たすことが出来るのです!
個人的には一駅歩きを敢行していますが、別にがっつりウォーキングとまでいかなくとも、日常歩行時の意識を変えてあげるだけで随分違うものです。
そのうちに気分が乗って来たら、是非ウォーキングに発展させてみて下さいね!(笑)
日常の何気ない動作の見直しから、肉体改造は始まると思うのです!
よろしかったらお試しを!