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毎日の感想から カンヌとカンヌライオン

2011.07.05 02:00

ついたカンヌ駅は小さな駅で、「これがあのカンヌなのか?」とおどろく。

カンヌの街は駅からビーチに近づくにつれて、高級になっていく。ビーチサイドの道沿い(ラ・クロワゼット通り)はグッチとかシャネルが並ぶ。でも、なんか仮店舗みたいだ。ハワイのワイキキをちいさくしたみたいなかんじ。

ぼくの借りたアパートはとても素敵なスタジオだが、ビーチから駅をはさんで反対側。ちょっと遠い。

このエリアはアラビア文字の並ぶ店が多く、移民街なんだろうか、浅黒いアジア系のひとが多い。全く英語は通じない。


カンヌ広告祭、いきなり行っても、全く勝手が分からない。

バウチャーもってIDを発行してもらい、Bag Invitationというコーナーに通されるも、鞄を預けるのかと思ったら、鞄をくれた。カンヌグッズ。ほとんど宣伝。

会場パレ・デ・フェスティヴァルはおもったよりだいぶ小さく、発表用のホールと、展示スペース、会議室(セミナーに使う)があつまった5階建ての体育館みたいだ。古い。またまた「これが世界のカンヌか?』と思う。

いろんな国の人が来ていて、全体に若い。30代以下がほとんどな印象。よく見ると、交流というより、その国から来た一団でまとまって行動してる感じで、ぼくのように完全に一人で来ている人は少ない。

夜、最初の受賞作発表のセレモニーがあった。DIRECT LION と PR LION。それぞれ何の分野なのかいまいちよくわからない。とくにDIRECT。「いいなあ」、と感じるものは、説明を聞かなくても、「いい」と思える。それがクリエイティビティか。

各国固有の文化や皮肉をテーマにしたものを、各国から来た審査員がどういうふうに理解/評価しているのか謎だが、日本のもいくつか受賞してるところを見ると、なんとなく伝わっているのか?