Ameba Ownd

アプリで簡単、無料ホームページ作成

第295話:クリシュナが結婚前のゴーピーたちの服を盗む(8):ものがたり『シュリーマド・バーガヴァタム』

2018.07.01 00:37

ゴーピーたちは完全に騙され、

慎み深さを失い、

冷やかしにあい、

人形のように振舞わされたにもかかわらず、

そして衣装を盗まれたにもかかわらず、

シュリー・クリシュナに不快感を感じませんでした。


むしろ、愛する人と

共に楽しみ、気持ちを交わし合う

この機会を持てたことに、

ただ喜んでいました。


ゴーピーたちは

愛しいクリシュナとの交際に

中毒のようになっていました。


だから、主に捕らわれました。


こうして、服を着た後でも、

彼女たちはその場を動きませんでした。


ただその場に残り、

恥ずかしそうに主を見つめるばかりでした。


至上主はゴーピーたちの

厳格に誓いを守ろうとする決意を

分かっていました。


主は少女たちが

主の蓮華の御足に触れたいことも分かっていました。


だから主ダーモダラ(クリシュナ)は、以下のように話しかけました。


「聖なる乙女たちよ。

僕を権威にそって崇拝している動機を、

僕は知っている。

あなたたちの熱意は

僕が認めているので、必ず実現するよ」



…つづく

(10巻22章22-25節:22章終わり)