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LOVE♡MAGAZINE

2018.07.01 05:00




いまはそうでもなくなったが、

数年前まで本屋にはほぼ毎日、足を運んでいた。

店内をぐるりと回って色々なジャンルの本をチェックする。

なかでも、毎回必ずチェックするのは雑誌だ。


子供のころ、なんでもふんだんに買ってもらえるような

家庭ではなかった。

父の言いつけで家にはテレビがなかったし、母は躾に厳しかったが、

本とおやつだけは欲しいと言えば拒否されることはなかった。


高校生になって、毎日遠くの学校まで電車で通うようになった。

通学路の途中と駅前に本屋があり、その両方に毎日足繁く通った。

その頃から、いわゆるファッション系のティーン雑誌や

詩とイラストの雑誌を好んで見るようになる。

特に当時一世を風靡したOlive、non-noは毎号楽しみに買っていた。


Oliveは、1982年にマガジンハウスから創刊された雑誌で、

当初は同社から発刊されていた男性向け雑誌POPEYEの、姉妹誌的位置づけであった。




《『オリーブ』は、特に1980年代においては、実用的なファッション雑誌というより、のちに「ガーリー(>girlish)」と呼ばれる、新しいタイプの都会的少女文化を提示するサブカルチャー雑誌というべき存在であった。主要読者層の想定としてミッション系、一貫教育校などの中高生や帰国子女を含み、音楽、映画、インテリア、絵本など文化記事に力を入れ、当時『オリーブ』の愛読者でリセエンヌ的なファッションやライフスタイルにこだわる若い女性は「オリーブ少女」といわれた》

出典 - Wikipedia



古着屋で古着を買い、自分でリメイクして着たり

装苑という雑誌に登場するファッションデザインを真似して

見よう見まねでワンピースを縫って着たりしていたのも

このころである。


やがてOliveは卒業。

その後は同じくマガジンハウスより発刊のan anに長らくお世話になった。

同時にOLが読むようなwith、MORE、JJを含む多種多様な雑誌を

雑食的に乱読するようになり、いまに至る。


流石にOliveはもう手元に残っていないが(それはかなり残念なことでもあるが)、

気に入った雑誌はなかなか処分できない性分である。

小説や写真集などと同様、

わたしにとっては雑誌も当然価値ある書籍であり、

忘れたころに引っ張り出しては眺めて楽しむものである。




《ku:nel   出版社名:マガジンハウス 発行間隔:隔月刊 発売日:1,3,5,7,9,11月の20日 

スロースタイルな食・インテリア・ライフスタイル情報誌 いろいろなモノや情報が溢れるいま、女性たちが求めているのは、自分の好きなものを選ぶ目をもち、自分にとって心地よく暮らしていくことです。暮らしにこだわりを持つ女性に向けて、生活の基本である「くう・ねる」を中心にゆったりとしたライフスタイルを提案する『Ku:nel(クウネル)』ゆったりと毎日を過ごすための暮らしのヒントを詰め込んだ新しいタイプのライフスタイルマガジンです》

出典 - ku:nel公式サイト



この時代のku:nelファンは多いのではないだろうか?

『詩とサンドイッチ。』とは!

企画者に拍手を送りたい。

2016年3月号にてリニューアルし、いまはかなり雰囲気が変わった。





さて、今回はマガジンハウスの雑誌に特化し、紹介してみた。

用意していた他社の雑誌がまだあるのだが、

書いていたら予想以上に長くなったので

またいつか、続きを書きたい(かもしれない)。


最後に。

2016年にはBEAMS 40周年記念として、

BEAMSとマガジンハウスのコラボで

東京ファッションシーンの歴史が動画として制作された。

「TOKYO CULTURE STORY 今夜はブギー・バック(smooth rap)」の

MVテーマ曲として選ばれた小沢健二はあの当時、

白と黒のボーダーを着て都会的かつ知的、パリ好きな雰囲気も持ち、

雑誌Oliveの世界をそのまま見た目と音楽で表現したような青年だった(かもしれない)。

彼のことも、またいずれ書きたい(んだけど、どうかな 笑)。