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りょうりょうのカットソー&ニット

【続母オーダー・着物リメイク新作】銘仙のリングハンドルバッグ(完成)

2023.06.16 22:00

「和裁の会」主宰の実母が、亡き義母の和服の縫取御召(ぬいとりおめし)をバッグにしてほしいとのこと。

縫取御召とは、金糸銀糸を使ったジャガード織みたいなもので、固めでバッグに向きそうです。


やわらかものはストールにリメイクしますが、御召などのかたものはバッグなどにリメイクすると良さそうです。



亡き義母の縫取御召で作る前に試作しています。



この銘仙(めいせん)は、ストールにするにはゴワゴワですし、大柄すぎる感じです。

その大柄なのが銘仙のおもしろさですけれど。



銘仙とは、大正から昭和初期に大流行した先染め織物で、大柄で色使いに特徴があります。



バッグにするには薄いのですが、極太の縞で、リングハンドルバッグにしたら柄の出方がおもしろいので、不織布の全面芯でバッグにしてみました。

全面芯にしたのは、大正時代?の古い和服で、傷んでいるせいもあります。

ちなみに、縫取御召は戦後流行なので、銘仙はそれよりずっと古いです。



パンデミック前、銘仙展「きものモダニズム」を観に行きました。

銘仙って、大柄で色使いもおもしろくて、超ファッショナブルなのですよ!

昔の和服デザイナーは、美的感覚すごいです!!

私感で、洋服の時代になって、洋服の歴史が長い国のデザイナーに、追いつくのが難しいし認められにくいのかもしれませんけれど。



♦製図について


無料CAD「パタパタモードくん」で作成した自作パターンです。



♦縫製について


表を全面芯にしたら、縫いにくくなりましたが、固くなってバッグらしくなりました。

古布の傷みもカバーできそうです。


裏は紫の綸子(りんず)です。



♦着こなしについて


太い縦縞を横縞にしたら、柄の出方がおもしろくなりました。

この銘仙が生かせました。

これも、和服だけでなくて洋服にも合いそうです。



ちなみに、縦縞にするのも、柄の出方がおもしろいです。

服のボーダーやストライプも、スポーティーだけでなくて、柄の出方で遊べて好きです。

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