心行寺の蓮
今年の横浜は観測史上初めて6月に梅雨明けとなりました。連日、暑い夏の日差しが照りつけておりますが、みなさまお体大丈夫でしょうか。
さて、心行寺では蓮の花が見ごろを迎えております。4年ほど前より、住職の趣味で少しづつ種類を増やしてきていますが、今年は例年に増して開花の多い「当たり年」でした。ここで今年開花した蓮をいくつか紹介させていただきます。
6/23開花
小舞妃(しょうまいひ)
小型の一重咲きで、開花初期には花弁が反り、大きく開きますので大変「立体的な」花型です。また花弁元にわずかに黄色が入り、花弁先には紅が、かすれるように入ります。中国名の音は「シャオウーフェイ」です。非常に性質が強く、花上がりもよいため、初めてハスの栽培をされる方にもお勧めの品種です。
6/27開花
白光蓮(びゃっこうれん)
花径は20センチを少し超える中型種。非常に花上がりも良く、美しい品種です。
金輪蓮と白君子小蓮の交配で㈱名古屋園芸が作出。白君子小蓮同様に花弁に反りが見られます。
6/30開花
小寿星(しょうじゅせい)
小型の一重咲き。茶碗蓮。紅色が鮮やかな品種です。
開花期間は3~4日間ほどです。
7/2開花
清月蓮(せいげつれん)
純白の花びらが見事な、中型一重咲き品種です。
江戸時代後期、老中を引退した松平定信が自ら描いた「池のにしき」に図版と解説があり、当時観賞されていた古今の銘品。
7/2開花
杏花春雨(きょうかしゅんう)
中型種で八重咲きの品種です。
中国武漢市で、1982年に育成された。「紅千葉」×「アモイ碗蓮」の交雑種。
開花期間は3~4日間ほどです。
いかがでしたでしょうか。蓮は極楽浄土に咲く花として知られ、私たちが極楽に往生する時も蓮の花に抱かれて生まれ変わると言われています。それだけ蓮の花は昔から日本人に愛されているということでしょうね。
今後も少しづつですが蓮を増やしていきたいと思っています。ご参拝の皆様に少しでもお寺の雰囲気を楽しんでいただければ幸いです。