上田綺世、代表初ゴール

上田綺世は、祈るようにボールに願いを込める。彼は前半わずか2分の時間帯にペナルティーエリア内で相手DFに倒されPKを獲得。まだ代表でのゴールがない上田にとっては、プレッシャーのかかるシーンだった。そして笛が鳴る。彼が放ったボールはゴール右隅に吸い込まれた。

日本代表FW上田綺世が、ほっとしたように両手を合わせる。上田はついに自身の壁を乗り越え、代表初ゴールを挙げた。

「たくさんチャンスがあったので、もっと決めないといけないけど、とりあえずホッっとしている。良いかたちで取りにいけた。キックオフから相手に圧力をかけて、好きなようにやらせないようにする決めごとがあった。初ゴール出来たので今後は少し余裕を持ってプレーできるようになると思う。鹿島やカタールW杯のときに比べて余裕を持てた。2得点目は取れなかったが、次につなげたい」

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