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タテイト珈琲店

きっと夏の匂い

2018.07.02 13:38


先週もこんな天気があったはずなのに、7月に入ったというだけでぐっと夏色が濃くなった気がします。

暦なんて人間が勝手に決めただけなのに、不思議。



閉店後の日課のひとつ。

その日使用したふきんをハイターにつける。


その間、店じまいをしながら、その日ご来店くださったお客さまのお顔を思い浮かべる。

全員のお顔を思い浮かべられないほど大賑わいの日もあれば、

お話をした一言一句まで思い出せそうな日も。

大好きな時間です。


ハイターにつけたふきんをすすぐとき、鼻をつく塩素の匂い。


匂いや音、五感に訴えかけるものは、昔の記憶を呼び起こしますね。



塩素の匂い。プールの記憶。


7月。学校ではプールの授業が始まる頃でしょうか。


昔からぽっちゃり体型だった店主、

プールの授業で、「プールサイドで唇を真っ青にしてガタガタ震えている子」に憧れていました。

自分が決してならない現象に対する興味。

皆から心配してもらえる特別感。

当の本人はそれどころじゃないでしょうが。



同じような理由で、

「骨折して三角巾やギプスをしている子」にも強烈な嫉妬を覚えました。

ちょっとしたヒーロー。

これも本人は大変なんでしょうが、なぜか皆ちょっと得意げで、まんざらでもない表情だったような記憶があります。



塩素の匂いは、きっと夏と幼少期の匂い。

ようやく夏の尻尾が見えたところ。

7月のスタートです。