ZIPANG-7 TOKIO 2020 加賀藩御用達の湯「湯涌温泉」(Ⅰ)
加賀藩御用達の湯「湯涌温泉」
山間に九件のお宿が佇む静かな湯の里
金沢にこんな温泉があったのか⁉と思わず唸る山里の秘湯。
加賀藩のお殿様が足繁く湯治に通ったという湯涌の名湯。
海の幸、山の幸をふんだんに使用した加賀料理が楽しめる宿が多く、
永い歴史に培われたおもてなしのこころ…
金沢の奥座敷にふさわしく、落ち着いた雰囲気の中、お過ごし頂けます。
歴史とロマンの名泉、湯涌温泉(ゆわくおんせん)へ・・・
湯涌温泉の由来と歴史
湯涌温泉の発祥養老の昔(七一八年頃)、農夫が体を癒す白鷺を見て、
温泉の湧き出るのを発見したと伝えられる説があるほか、白山を開いた泰澄太師の発見とも伝えられています。
藩政時代には、歴代藩主の「湯治ゆ」として加賀藩御用達の湯であったとされています。
大正六(一九一七)年九月、「宵待草」の詩と特異の美人がで知られる竹久夢二が笠井彦乃と約一ヶ月にわたる「至福の刻」を過ごした
ロマンの湯町としても知られ、九軒の情緒あふれる湯宿が集まったこの湯涌は、「金沢の奥座敷」として重宝がられ、
総湯「白鷺の湯」とともに旅人の心と身体を癒し続けています。
開湯千三百年 癒しの名湯
金沢 湯涌温泉
泉質
ナトリウム - 塩化物・硫酸塩塩泉(低張性・弱アルカリ性・低温泉)
一般的適応症
筋肉若しくは関節の慢性的な痛み又はこわばり(関節リウマチ、変形性関節症、腰痛症、神経痛、五十肩、打撲、捻挫などの慢性期)、運動麻痺における筋肉のこわばり、冷え性、末梢循環障害、胃腸機能の低下(胃がもたれる、腸にガスがたまるなど)、軽症高血圧、耐糖能異常(糖尿病)、軽い高いコレステロール血症、軽い喘息又は肺気腫、痔の痛み、自律神経不安定症、ストレスによる諸症状(睡眠障害、うつ状態など)、病後回復期、疲労回復、健康増進
泉質別適応症
きりきず、末梢循環障害、冷え性、うつ状態、皮膚乾燥症
浴用の禁忌症
病気の活動期(特に熱のあるとき)、活動性の結核、進行した悪性腫瘍又は高度の貧血など身体衰弱の著しい場合、少し動くと息苦しくなるような重い心臓又は肺の病気、むくみのあるような重い肝臓の病気、消化管出血、目に見える出血があるとき、慢性の病気の急性増悪期
金沢の奥座敷 湯涌温泉
歴史とロマンの九軒の名泉、ご案内(順不同)
湯涌の宿 「あたらしや」
創業二百五十年。
心、思いのままに、静やかに…。
『ミシュランガイド富山・石川(金沢)2016特別版』にて、3パビリオンで紹介されました。
※お料理は季節毎の仕入れ状況により変わります。
客室数 8室
収容人数 46人
宿泊料金 14,700~28,350円
住所 〒920-1122 金沢市湯涌荒屋町89-2
TEL 076-235-1011
FAX 076-235-1024
お宿「やました」 夢二 ゆかりの宿
大自然の恵みの中において、
静けさと涼しさの恵みによって、良き人生を願う宿。
『ミシュランガイド富山・石川(金沢)2016特別版』にて、3パビリオンで紹介されました。
※お料理は季節毎の仕入れ状況により変わります。
客室数 10室
収容人数 50人
宿泊料金 13,650~23,100円
住所 〒920-1122 金沢市湯涌町イ165-1
TEL 076-235-1021
FAX 076-235-1023
かなや 離れ「青巒荘」
日本の心が宿る
檜の香りに癒される贅沢空間
四季折々の味を上質の寛ぎ空間の中ご用意
※お料理は季節毎の仕入れ状況により変わります。
客室数 19室
収容人数 100人
宿泊料金 13,650~31,500円
住所 〒920-1122 金沢市湯涌町イ56
TEL 076-235-1211
FAX 076-235-1214
日本料理 さかえや
いらっしゃいませ、そしてお帰りなさいませ。
[懐かしき心の宿]へ・・・
『ミシュランガイド富山・石川(金沢)2016特別版』にて、4パビリオンで紹介されました。
※お料理は季節毎の仕入れ状況により変わります。
客室数 7室
収容人数 38人
宿泊料金 13,650~24,500円
住所 〒920-1122 金沢市湯涌町イ161
TEL 076-235-1216
FAX 076-235-1218
湯の出
自然と漂う空気、音、時間を大切に、
極上のくつろぎをおとどけします。
『ミシュランガイド富山・石川(金沢)2016特別版』にて、3パビリオンで紹介されました。
客室数 10室
収容人数 50人
宿泊料金 15,750~26,250円
住所 〒920-1122 金沢市湯涌荒屋町77-2
TEL 076-235-1016
FAX 076-235-1019
本号にて加賀藩御用達の湯「湯涌温泉」九件のお宿を一挙にご紹介するつもりでしたが、どの画像もご紹介したいものばかりで、選択に時間がかかり2回に分けてご紹介することとなりました。ご了承ください。
次号に続く・・・
鎹八咫烏 記
伊勢「斎宮」明和町観光大使
石川県 いしかわ観光特使
協力(順不同・敬称略)
石川県
〒920-8580 石川県金沢市鞍月1丁目1番地 電話:076-225-1111(代表)
湯涌温泉観光協会
〒920-1123石川県金沢市湯涌町い1電話:076-235-1040
公益社団法人石川県観光連盟
〒920-8580 石川県金沢市鞍月1丁目1番地 電話:076-201-8110
一般社団法人金沢市観光協会
〒920-0858石川県金沢市木ノ新保町1-1 電話:076-232-5555
石川県名古屋観光物産案内所
〒460-0008 愛知県名古屋市中区栄4丁目16-36 電話:052-261-6067
紅山子(こうざんし)
※画像並びに図表等は著作権の問題から、ダウンロード等は必ず許可を必要と致します。
アーカイブ リンク記事をご覧ください。
大分 塚原温泉
現在の塚原温泉。旅館は木造建築。背景のこんもりした緑の森の奧に火口から立ち上る噴気が見えます。
大分 塚原温泉噴火口
火口は標高1,045mの伽藍岳(がらんだけ)中腹、標高約800メートルのところにあり希望者は見学可能です。
源 為朝(みなもとの ためとも)にまつわる伝説
塚原温泉には、平安時代の豪傑「源為朝(みなもとの ためとも)※」についての伝説が残っています。 12世紀、為朝が山で狩りをしていた時、傷ついたシカが湯溜まりに浸かり傷を癒しているのを見て塚原温泉を発見したと伝えられています。
※源為朝は源頼朝、義経兄弟の叔父にあたり、剛柔無双を謳われた。身長は2m以上あり剛弓の使い手であった。幼少期より荒くれ者で、父・為義により九州へ追放。ところが九州を制圧して鎮西八郎を名乗りました。
源義経が生きのびて、チンギス・ハーンになったという伝説がありますが、源為朝は琉球に渡り、その子が琉球王 舜天となったという話があります。
真意の程はわかりませんが、琉球正史「中山世鑑」や琉球歌謡集「おもろさうし」※に記載されています。
※「おもろさうし」とは1531年から1623年にかけて首里王府により編纂された歌謡集です。
塚原温泉には、平安時代の豪傑「源為朝(みなもとの ためとも)※」についての伝説が残っています。 12世紀、為朝が山で狩りをしていた時、傷ついたシカが湯溜まりに浸かり傷を癒しているのを見て塚原温泉を発見したと伝えられています。
※源為朝は源頼朝、義経兄弟の叔父にあたり、剛柔無双を謳われた。身長は2m以上あり剛弓の使い手であった。幼少期より荒くれ者で、父・為義により九州へ追放。ところが九州を制圧して鎮西八郎を名乗りました。
(詳細は本文にて・・・)
ZIPANG-3 TOKIO 2020 別府八湯の温泉源 伽藍岳の中腹「平安時代 源為朝が発見したと伝わる塚原温泉」見参!
https://tokyo2020-3.themedia.jp/posts/6850284
道後温泉 神の湯
道後温泉 本館 神の湯
古代・白鷺の伝説
「伝云、古此湯少し湧出して洴澼(へいへき)たり、鷺の足かたはなるが、常々来りて足を浸す、幾程となく平癒したり、故に此所を鷺谷と云」
宝永7年(1710)に完成した郷土地誌『予陽郡郷俚諺集(よようぐんごうりげんしゅう)』には、昔脛に傷して苦しんでいた一羽の白鷺が岩間から噴出する温泉を見つけ、毎日飛んできてその中に脛を浸していたところ、傷は完全に癒えてしまい、白鷺は元気に勇ましく飛び去ったと書かれています。
そして、これを見た人たちは大変不思議に思い、入浴してみると爽快で疲労を回復することもでき、また、病人も入浴しているといつの間にか全快したことから、盛んに利用されるようになりました。 道後温泉は白鷺により発見され、人々がその霊験を知って入浴するようになったと伝わります。
後世の人たちがこの伝説を記念するために、鷺石と称する石を置き、現在は道後温泉駅前の放生園(ほうじょうえん)に移され、保存されています。
道後温泉別館 飛鳥乃湯泉の大浴場「女性浴室(額田王)」
女性浴室は、額田王(ぬかたのおおきみ)の歌にある、熟田津にぎたつの海(瀬戸内)をイメージしたもの。
正面には額田王が見たであろう瀬戸内の海を表現しています。 背面の絵は小舟に乗り、大きな船に乗り換えてこれから大海原に旅立つ人々を、側面の絵は海岸にいるハマシギなど浜の情景を表します。
(詳細は本文にて・・・)
ZIPANG-4 TOKIO 2020 令和二年古今折衷~3000年の時を越えて「重要文化財、道後温泉本館~火の鳥~をシンボルに『道後REBORNプロジェクト』を展開中!」
https://tokyo2020-4.themedia.jp/posts/7528735
自然環境豊かな「八ヶ岳 唐沢鉱泉」
八ヶ岳山麓~秘湯中の秘湯~唐沢鉱泉
唐沢鉱泉の宿から数十メートルという敷地より、毎分約600リットルの豊富な湯量が自然湧出しています。こんこんと湧き出る鉱泉は苔や草花が生息し、四季を通して美しく神秘的な源泉池を見ることができます。書籍「日本の秘湯」に掲載されており、日本の秘湯を守る会の宿となっております。泉温は約10度のため、源泉より直接引泉し加温しています。効能あり、情緒豊かな岩に囲まれた木の浴槽、身体も心もゆっくりと温かくなる温泉です。
開放的な唐沢鉱泉の浴室。檜と天然石をふんだんに使用
お風呂の入り方
唐沢鉱泉の湯は、二酸化炭素冷鉱泉を加熱しています。温泉効果を高めるには 「ぬるめの湯にゆっくりはいる」事をお勧めします。高血圧や動脈硬化の心配のある方にも心臓に負担をかけずゆっくりとはいることができますよ。
時間に余裕があったら、2泊以上することをお勧めします。
ゆっくりとお風呂にはいり、唐沢鉱泉の周りの自然を散策し、そしてまたお風呂にはいるのがベストですね。
旬の地元食材を使った食事を楽しめる
1泊2食時の夕食のお料理例
食前酒、自家製マスの甘露煮、野菜たっぷりカボチャサラダ、合鴨のスモーク、虹マスの信州蒸し 川魚の刺身、季節の山菜と野菜の盛り合わせ、自家製漬け物、デザート、ご飯、汁もの
※ お料理は季節により異なります
(詳細は本文にて・・・)
ZIPANG-2 TOKIO 2020【秘湯】八ヶ岳山麓の唐沢鉱泉 ~乳白色に変わる神秘の湯~(その1)
https://tokyo2020-2.themedia.jp/posts/4786486
※現在、2000件余の記事掲載、下記のサイトからご覧ください。
新サイトの記事をご覧いただけます。
ZIPANG-7 TOKIO 2020 (VOL-7)
https://tokyo2020-7.themedia.jp/
最新の記事をご覧いただけます。
ZIPANG-6 TOKIO 2020 (VOL-6)
https://tokyo2020-6.themedia.jp/
最近の記事をご覧いただけます。
ZIPANG-5 TOKIO 2020 (VOL-5)
https://tokyo2020-5.themedia.jp/
250件ほどの記事をご覧いただけます。
ZIPANG-4 TOKIO 2020 (VOL-4)
https://tokyo2020-4.themedia.jp/
235件ほどの掲載記事をご覧いただけます。
ZIPANG-3 TOKIO 2020 (VOL-3)
https://tokyo2020-3.themedia.jp/
200件ほどの掲載記事をご覧いただけます。
ZIPANG-2 TOKIO 2020(VOL-2)
https://tokyo2020-2.themedia.jp/
615件ほどの掲載記事をご覧いただけます。