方言と標準語
普段。言葉についてどれくらい意識していますか?
私の場合・・・
キチンと標準語を話しています。
と正直自信をもって言う事ができません。
親の仕事の都合で県内を転々としましたが、すんだ場所の何処もが車が無いと生活もできないような地区でしたので、その土地で生まれてから死ぬまでずっと過ごしていた老人達に囲まれて子供時代を過ごしました。
もちろんそんな場所ですから常時方言を使うような場所です。
女性は自分のことを「ワタシ」とは言いません。「オレ・オラ」です。
「アナタ」は「オメ」 「アナタタチ」は「オメサ」
まぁ、こちらは現在80歳上のお年を召した方が使う言葉でだいぶ使っていることが少なくなってきた言葉ではありますがね。
自分は使わないけれど、聴けば十分意味が分かる。という部類の方言です。
またある場所は語尾をのばす音が多く
「だもんでねー(だからね)」「はれやー(まぁ!)」「だにー(だね!)」
と会話の最後は大抵音が伸びだり、語尾が上に上がって止まります。
他にも
「ありがとう」は「あんとねー」ですし
「お疲れ様です」が「ご苦労様」です。
「やろうよ!」なんて「やらず!」です。
この後ろ二つの言葉。実は、なかなかの曲者でして。
標準語を選んで話しているつもりでも、ついつい心理的関係性が近くなったりしますと、日常使っている言葉が「ポロリ」と出る瞬間があります。
あまり深く考えず、ナチュラルな素直な状態の時。
何の気なしにヒョイと出てしまう事もあります。
そしてそれが、耳なじみのない人からすると。
いきなり距離感0のなれなれしい言葉に聞こえたり
「馬鹿にされているでは!」とカチンとくることがあるらしく。
自分の意図せず反感を買ってしまったり、怒られたり、注意されたり・・・
同じ県内の言葉なのに、県内ですら受け取り方に差があるので
当然県外の「標準語」を求める人には、不快に感じることがあるかもしれません。
そしてそんな私にも「それってどうなの?」と感じる表現が実はあるんです。
それはまた明日。
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