Ameba Ownd

アプリで簡単、無料ホームページ作成

KAMI NO MEGUMI

老木より愛を込めて、再び

2023.06.18 07:50
樹齢1300年老木水松

当別町にて



雪深の元旦より半年が経ち、樹々の緑と湖の青深き道をゆく。

蝉の大合唱ときらきら光る木漏れ日の中に、樹齢1300年の、あの老木は立っておられた。


高く両手を広げて木漏れ日を揺らして待っていてくれたよう。

縄文時代のその時から。

大正時代の山火事にもただ一本、生き続けて。


大きな二本の水松、根本では太くて大きな一本となっている。

いいえ、

太くて大きな一本の水松は、共に、それぞれを生きるべく二本並んで力強く伸びていた。


そうして生き続けるいのちのチカラに

額をグッと押し当てる


「何があってもだいじょうぶ」


そんなふうに聞こえた気がした